基本的に計算方法は間違っていないと思いますが、原液のモル濃度を求めてから、それを希釈倍率で除すのがいいと思います。原液モル濃度を基準にすれば、レシピが変わっても計算が簡単ですし。
ここで、過酸化水素水30%と言ったとき、wt/vかwt/wtか、あるいはv/vかで計算が違ってきます。
30%(wt/vと)すると、原液1 Lに300 gのH2O2。300 g / 34 g/mol = 8.8 mol。したがってモル濃度 8.8 mol/L になります。終濃度は
8.8 mol/L x 16 uL / 10 mL= 14.1 mmol/L
しかし、おそらく試薬過酸化水素水30%は重量% (wt/wt)だと思います。
たとえば、
ttp://www.sigmaaldrich.com/catalog/ProductDetail.do?lang=es&N4=H3410|SIAL&N5=SEARCH_CONCAT_PNO|BRAND_KEY&F=SPEC
そうすると、1 Lの重量は密度1.11 g/mLから、1110 g。その30%、333 gがH2O2。モル数は333 g / 34 g/molで9.8 mol。したがって原液濃度は9.8 mol/L。終濃度は9.8 mol/l * 16 uL/10mL = 15.7 mmol/L。
もっとも、過酸化水素水は保存中に濃度が下がってしまうので、使った時点で表示濃度とは違っている可能性が高いし、あんまり重要なパラメータではないと思うので(濃度が少々高かろうが低かろうが、反応速度が多少変わるだけ)、あんまり細かい数字を出すのはそぐわないと思います。 |
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