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HeLa-S3細胞への遺伝子導入率がたったの2% トピック削除
No.2261-TOPIC - 2010/03/18 (木) 21:00:17 - 遺伝子導入初心者
みなさまお助けください。

私どもの研究室では遺伝子導入操作をあまり経験がなく、周りに聞けるヒトもいないためここで
ご相談させていただきます、どうぞ宜しくお願いいたします。

これまでMCF-7やHEK293TにEGFPを強制発現をルーチンに行ってきました。
この度、細胞株を変えて、HeLa-S3細胞を初めて用いて、全く同じベクターを遺伝子導入しました。

導入率はFACS Canto2にて細胞内GFP陽性細胞をカウントしました。
しかし、HEKなどではほとんどの細胞がGFP陽性(一過性)であったにも関わらず、HeLaではGFP陽性細胞が2 %弱でした。

プロトコールはlipofectamine2000添付文書に従っております。

plasmid DNA 5 ug -->OPTI-MEM(抗生剤なし) 0.2 ml
lipofectamine 2000 9 ul -->OPTI-MEM(抗生剤なし) 0.2 ml
この状態で室温5 min放置

その後、2つの溶液をcombineして室温、25 min放置

その後、前日にまいた6 cm dishのHeLaの培養上清を吸引除去後、1.6 ml OPTI-MEM(抗生剤なし)をdishに入れ、そこへ上記したDNA-lipofectamine complex溶液 0.4 ml全てを滴下し、全量2 ml scaleで3時間遺伝子導入しております。

3時間後、培地を吸引除去し、抗生剤P/S入りの10 % FBS/DMEMで2日間培養後、confocalもしくはFACSにて解析しております。


HeLaを用いたlipofection効率はinvitrogenのHPにもあるように90 %を越えるものと期待しておりました。しかし、予想を反してたったの2 %の効率なため、ここで教えていただけたら幸いに思います。

非常に初歩的なトピックで大変恐縮ですが、ご教授いただけますでしょうか、宜しくお願いいたします。
 
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(無題) 削除/引用
No.2261-3 - 2010/03/20 (土) 19:20:42 - c
HPにあるHeLaでとランスフェクション効率90%というのは、それはHeLa-S3ですか.。トランスフェクション効率は方法と細胞の相性があるみたいで、私も以前、細胞によって、市販のTransfection試薬を使ったり、昔ながらのリン酸カルシウム法でやったりと使い分けてました。たまたまその時期にラボでいろんなひとがトランスフェクションしてて、この細胞はこの方法よりこっちの方法がよかったみたいな情報が周りにあったので。
トランスフェクション効率はHeLaでも亜株により違うかもしれないと思うのですがどうでしょうか。私はHeLa cellのときはFugeneを使ってました。操作が少なく手順が簡単でtransfection効率も良かったです。細胞はしばしば長期継代により性質が変化してきます。たとえば形態も変わります。細胞に不安があるときは、人からもらうよりも細胞バンクから新たに購入した方がいいです。

(無題) 削除/引用
No.2261-2 - 2010/03/20 (土) 16:43:25 - えふ
細胞を24wellディッシュにまき、
lipofectamineとDNA量を振って条件検討されてはいかがでしょうか。

HeLa-S3細胞への遺伝子導入率がたったの2% 削除/引用
No.2261-1 - 2010/03/18 (木) 21:00:17 - 遺伝子導入初心者
みなさまお助けください。

私どもの研究室では遺伝子導入操作をあまり経験がなく、周りに聞けるヒトもいないためここで
ご相談させていただきます、どうぞ宜しくお願いいたします。

これまでMCF-7やHEK293TにEGFPを強制発現をルーチンに行ってきました。
この度、細胞株を変えて、HeLa-S3細胞を初めて用いて、全く同じベクターを遺伝子導入しました。

導入率はFACS Canto2にて細胞内GFP陽性細胞をカウントしました。
しかし、HEKなどではほとんどの細胞がGFP陽性(一過性)であったにも関わらず、HeLaではGFP陽性細胞が2 %弱でした。

プロトコールはlipofectamine2000添付文書に従っております。

plasmid DNA 5 ug -->OPTI-MEM(抗生剤なし) 0.2 ml
lipofectamine 2000 9 ul -->OPTI-MEM(抗生剤なし) 0.2 ml
この状態で室温5 min放置

その後、2つの溶液をcombineして室温、25 min放置

その後、前日にまいた6 cm dishのHeLaの培養上清を吸引除去後、1.6 ml OPTI-MEM(抗生剤なし)をdishに入れ、そこへ上記したDNA-lipofectamine complex溶液 0.4 ml全てを滴下し、全量2 ml scaleで3時間遺伝子導入しております。

3時間後、培地を吸引除去し、抗生剤P/S入りの10 % FBS/DMEMで2日間培養後、confocalもしくはFACSにて解析しております。


HeLaを用いたlipofection効率はinvitrogenのHPにもあるように90 %を越えるものと期待しておりました。しかし、予想を反してたったの2 %の効率なため、ここで教えていただけたら幸いに思います。

非常に初歩的なトピックで大変恐縮ですが、ご教授いただけますでしょうか、宜しくお願いいたします。

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