> 本当かなと疑っていますが、
なぜ疑うのでしょう?
波長が違えば焦点位置も違ってくる(色収差)のは常識だと思っていましたが。
SP の場合はレンズで補正してあるのが一般的ですが、それでも 100% 完全ということはなく、目的によっては問題になることがあります。
> MPレーザーを使って多重染色するさいは、色素ごとにMPの波長を変えてデータを取得するしか方法はないでしょうか?
それでは MP のメリットがないですね。波長を変えてしまえば焦点位置が変わるのは MP でも同じです。
しかし、MP の場合は SP より励起波長の幅が広いので、一つの波長で多くの色素を励起できます。
励起波長が同じであれば、原理的に色収差の問題も起こらず、厳密に同じ位置を観察できます。
赤い色素と緑の色素の両方を同じ波長で励起し、蛍光波長を分離すれば、両方の色素が共局在するか否かを確実に判定できます。
詳しくは生理研の河西先生の総説などをお読みください。 |
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