エピジェネシスではなくて、epigenetics エピジェネティクスですね。
お恥ずかしい間違いを、、、、、
具体的にどの遺伝子がそうであるとか、マウスでの実測結果がどうとかはわかりませんが、一般論で、
>KOマウスでは浸透率100%と思っていましたが)。
nullだろうがhypomorphだろうがGOFであろうが100%でないことはありえます。
KOだからこうだ、ということはなく遺伝子の性質によると思います。
>ではエピジェネテクス自体は何に制御されているのか?と思うのですが、それは単に偶然なのか、環境要因といったところなのでしょうか。
偶然というのもあるし、環境ということもあると思います。これもケースバイケースではないでしょうか。
偶然といえば、たとえばほ乳類のX染色体はメスではランダムに一方が不活性化されるけれど、どの組織、その細胞で不活性化されるかによって表現型がでることもあれば出ないこともあるとか(X-linkの筋ジストロフィーとか)。
ヘテロクロマチン付近の遺伝子はby-chanceでヘテロクロマチンに取り込まれてしまって、発現が不安定だとか、、、
環境要因というと、最近、うつとか、虐待されてそだった人は、気分に関係する遺伝子がメチル化されているなんて話もあるようです。
>あと、「高度に均衡化されていても完全なisogenicということはなかなかありえない」とは、DNAの複製、転写など段階などで非常に低いがある確率で起こる塩基の読み間違いによるものでしょうか?
sib-matingを1代重ねるごとに、ヘテロ接合の頻度は半減すると考えると、近交系数は10代で0.9990、20代(マウスだと近交系は20代以上だそうです)で0.999999で完全にゼロにはなりませんね。遺伝子の数が30000としておおざっぱに言って、平均0.03の確率でヘテロ接合の遺伝子座をもつということになるでしょう。
また、おそらくはホモ接合になりにくい遺伝子座もあるでしょうから(超優性性をしめす遺伝子など)、その遺伝子座近傍に連鎖している遺伝子たちはヘテロのまま維持されやすいでしょう。
それいじょうに、自発突然変異が(正確なところはわかりませんが)一世代、一遺伝子座あたり10^-6くらいだと思いますが、20代以上交配して近交度を高めようとしても、あらたに生じる自然突然変異と平衡してしまうので、無理でしょう。 |
|