現在マウスの皮下脂肪および内臓脂肪を用いて、脂肪組織中のマクロファージの免染(蛍光抗体法)を行おうとしています。
しかし、蛍光がぼやけて見えたり、あるいはノンスペが見えたりして、はっきりとした像が見られなく困っています。
ちなみに、この抗体を用いて脂肪組織以外の臓器でマクロファージのdetectionは出来ましたので、反応性に関しては問題ないと思います。
現在、切片作成までの手順としては、
組織摘出
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OCTコンパウンドに浸し、液体窒素で急冷
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(切片作成 : 外部委託)
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cold acetone で固定 10min、風乾 (-80℃に保存)
また、切片作成後の操作として、
PBS 洗浄
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5% goat serum (in PBS, 0.1% Triton X-100)で1時間、室温にてブロッキング
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PBS 洗浄
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ブロッキング液で抗体 (alexa488 anti mouse CD68)を希釈し、切片に滴下。
暗所にて1時間静置。
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PBS 洗浄
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封入、観察
です。
像がぼやけてしまう原因が良く分かりません。
脂肪組織の脂質含有量が多いせいなのかとも思いますが、上記プロトコルにありますように、アセトンで脱脂操作(および固定)を行っています。
アセトン以外にも、キシレン/メタノール等で脱脂するステップを入れた方が良いでしょうか。
脂肪組織の凍結切片(あるいはパラフィン切片でも結構です)で免染(蛍光抗体法)を行っている方がいらっしゃったら、ぜひご教授お願い致します。 |
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