精巣うんぬんという前に、組織の免疫染色一般に言えることであって、
免疫染色についてもう少し考えられた方がいいと思われます。
>切片作成後1か月後ぐらいから染まらなくなってしまいました。
私は当たり前だと思いました。しっかり固定して作ったパラフィンブロックから作った切片でなら
1ヶ月後に免疫染色できたことはありますが、
未固定切片を-80℃であっても1ヶ月は持たないと思います。それは抗原性がどうこう
むずかしいことはわかりませんが、経験的に凍結しただけの未固定組織は
そんなに保存がきくとは、私は思いません。
そういうのは、組織を採取後、さっさと結果を取ってしまうのが常套手段かと。
>ブアン固定を使っていました。組織の保持がきれいで好きだったのですが、これもまた抗体染色はできませんでした。精巣の抗体染色はやりにくいのでしょうか?
これは精巣がどうとかいうものではなく、「使用している抗体の性質」に依るものです、あと、発現量。組織はあまり関係ありません。
抗原賦活化はご存知であるのなら、抗体によって抗原を認識する最適な条件があるのはご存知でしょう?
精巣が精巣が言う前に、条件検討とか抗体の性質とか免疫染色とはとか、
やれることは沢山あると思います。 |
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