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ニトロセルロース膜 トピック削除
No.2178-TOPIC - 2010/03/06 (土) 19:20:15 - ウェスタン
いつもお世話になっています。

今度ウェスタンブロットでニトロセルロース膜を使用しようと考えているのですが、PVDF膜と比べて注意する点などがあればお教えいただけないでしょうか。

基本的にタンパク質のトランスファー効率などを考えるとPVDFの方が良いみたいなのですが、実験の都合上ニトロセルロースを使用する必要があります。今まではPVDFでずっと行なっていたのですが同様の扱いではいけない点などが特にありましたらお願いします。
 
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No.2178-3 - 2010/03/07 (日) 13:06:20 - AP
ニトロセルロース膜は、PVDFに比べて疎水性が低く、タンパク質と膜との主要な結合力である疎水結合力が弱いといわれています。

セミドライブロットの場合はあんまり関係ないかもしれないですが(私はウェット派なのでよくわかりません)、ニトロセルロールのウェットブロットのときは、トランスファバッファ組成で、疎水結合力を高めるメタノール(20%)の濃度を下げたり、弱めるSDSが入っていると、ブロットされるタンパク質量が著しく減少します。ウェットブロットでは、高分子量などトランスファ効率の低いタンパク質をブロットする場合、トランスファ効率を上げるためSDSを加えたり、メタノール濃度を下げたりしますが、ニトロセルロースに対してはブロットの効率(binding capacity)を下げてしまうので避けます。

(無題) 削除/引用
No.2178-2 - 2010/03/06 (土) 23:13:39 - c
基本的には大きな違いはないです。今のようにPVDF膜が普及する前はwesternにもニトロセルロース膜が長く使われてましたし、今でもNC膜を好んで使う人はいます。とりあえず添付の説明書をよく読んでそれに従って下さい。
違う点は (1)PVDFで行う100%メタノールによる親水化前処理はNC膜では行いません。(やると膜が変になる)直接平衡化します。(2)蛋白質の保持力がPVDFよりもやや劣ります。ただ蛋白質の種類によってはNC膜の方がよく保持されるものもあるらしいです。(3)PVDFと違い高濃度の有機溶媒にあまり耐性がありません。(3)膜を蛋白質染色するときはクマシーよりもポンソーとかアミドブラックが無難です。(4)ニトロ---なので火気に注意して下さい。(5)バックグラウンドは一般にPVDFより低く仕上がりがきれいです。BGが上がりやすいような抗体の場合は良いかもしれません。

ニトロセルロース膜 削除/引用
No.2178-1 - 2010/03/06 (土) 19:20:15 - ウェスタン
いつもお世話になっています。

今度ウェスタンブロットでニトロセルロース膜を使用しようと考えているのですが、PVDF膜と比べて注意する点などがあればお教えいただけないでしょうか。

基本的にタンパク質のトランスファー効率などを考えるとPVDFの方が良いみたいなのですが、実験の都合上ニトロセルロースを使用する必要があります。今まではPVDFでずっと行なっていたのですが同様の扱いではいけない点などが特にありましたらお願いします。

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