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マウスMφがLPS刺激で活性化しない トピック削除
No.2136-TOPIC - 2010/02/24 (水) 18:20:24 - ナプラ
研究が全く進まず絶望しています。どうか教えてください。

マクロファージは活性化すると「足が伸びる」と聞きますが、LPS刺激後24時間で観察すると、無刺激のマクロファージより明らかに「丸く(足が伸びていない)」みえるのです。
その後、ある菌の殺菌や貪食について調べているのですが、これまでの結果から、LPS刺激したMφではその菌に対する殺菌も貪食も上がるというデータが得られていました。しかし、私が再現性をとると、上記の失活してるようにしか思えない形態変化を示し、殺菌・貪食も下がります。

私の考えとしては、マウスの飼育条件による免疫担当細胞の変性ではないかと考えているのですが(環境の悪い(自家交配した)マウスと業者から購入したきれいなマウスでは免疫担当細胞の働きに大きな違いがでると聞きました。)、活性化するはずのものが失活するまでになるのでしょうか?

皆様の意見をどうかお聞かせください。
 
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No.2136-10 - 2010/02/25 (木) 11:15:28 - himawari
当方はFBSを抜くか1%にして実験をしています。
ナプラさんの条件ではNO産生能も低いと考えられるので、NO産生によるチェックも必ず行った方がよいと思います。

また、LPSの種類やPECの取り方によってPECの活性が一様でない場合があります。
私の場合、SIGMA E.coli O55系はうまくいかない場合が多いので、O111:B4のカラム精製したLPSを使っています。
サルモネラのLPSも強力ですね。

マウスの種類によってもPECの活性が変わります。
ddyやICRより、C57とかBALBの方が強いですね。
PECを採取するときチオグリもよいですが、ガラクトサミンは短時間で誘導できるので好んで使っています。

どなたか書いていましたが、LPSを加えると1〜2時間で形態が変化しますよ。
LPSの濃度は1〜10ug/mlです。
細胞をまくときはFBS入りのmediumを使って、接着してからFBSを抜いた培地に変えるとよいと思います。

(無題) 削除/引用
No.2136-9 - 2010/02/25 (木) 08:12:05 - ノミ
FBS中のLPS binding proteinが悪さしているようにな
気もします。
無血清培地(ちょっと高いですが)で培養してみるのも
手だと思います。

(無題) 削除/引用
No.2136-8 - 2010/02/25 (木) 00:05:02 - ブロット
濃度を随分と振られたんですね。

それはちょっと不思議ですね。

培養液のコンタミとかdishとかは同じものを使用されておられますか?


あるいはFCS中に含まれるLPS(コンタミ)量が多く、ナブラさんが加えた刺激が2
回目の刺激になっていたりして…

FCSを変えてみるとも手かね。

(無題) 削除/引用
No.2136-7 - 2010/02/24 (水) 21:54:09 - ナプラ
ami様

返信ありがとうございます。
購入したマウスではまだ試しておりません。
お恥しながらあまりに実験成功しないので担当教授から了承がでません。
ですので自腹切って購入して行うつもりです(それも了承得られればですが・・・)。

(無題) 削除/引用
No.2136-6 - 2010/02/24 (水) 20:26:27 - ami
> 私の考えとしては、マウスの飼育条件による免疫担当細胞の変性ではないかと考えているのですが(環境の悪い(自家交配した)マウスと業者から購入したきれいなマウスでは免疫担当細胞の働きに大きな違いがでると聞きました。)、活性化するはずのものが失活するまでになるのでしょうか?

ここは検証済みですか(購入して試しましたか)?

(無題) 削除/引用
No.2136-5 - 2010/02/24 (水) 19:30:25 - ナプラ
よっしー様

ご意見ありがとうございます。
私も買い直して行いました。
結果・・・だめでした。
私の実験操作が根本的におかしいのか(しかし何度も手順を確認し、教授からの了承も得て、計画書通りに行っています。)、マウスの影響なのか、完全に万策尽きたと感じ、助けを求め投稿しました。

(無題) 削除/引用
No.2136-4 - 2010/02/24 (水) 19:05:53 - ナプラ
お早い返信ありがとうございます。
情報が足りなかったですね。申し訳ありません。

Mφはこちらも腹腔residentです。チオグリ誘導でも行っていますが同じように失敗しています(菌の貪食が落ちます)。
LPSはMφをシャーレに撒いて1時間後に刺激しています。
LPS濃度は1µg/mlで行っています。濃度は1ng〜1µg/mlまでふって行いましたがいずれも「丸く」なりました。
Mφの活性化による形態変化は「足が伸びる」という解釈でよろしいのでしょうか?

(無題) 削除/引用
No.2136-3 - 2010/02/24 (水) 18:47:59 - よっしー
以前私は,いつのか分からないLPSを使って全く反応が見れませんでした.
新しいのを買い直すとうまくいきました.
LPSって熱にも強く,丈夫そうですが,意外と分解するのかもしれません.
可能性の一つとして・・・

(無題) 削除/引用
No.2136-2 - 2010/02/24 (水) 18:26:54 - ブロット
LPSの濃度はいくらですか?

それからMΦはマウスの組織のどこ由来ですか?
腹腔ですか?その際にはチオグリで腹腔に更に誘引かけてますか?

LPSによるMΦの形態変化は刺激を加えて数時間(1時間でも十分)もあれば確認できると思います。

ちなみに私どもは腹腔MΦにLPS刺激を加えて24時間後でも形態学的にも表面抗原の発現程度的にも非常に活性化しております。

ちなみに私どもはLPS 10 ng/mlで腹腔residentなMΦを刺激しております。

マウスMφがLPS刺激で活性化しない 削除/引用
No.2136-1 - 2010/02/24 (水) 18:20:24 - ナプラ
研究が全く進まず絶望しています。どうか教えてください。

マクロファージは活性化すると「足が伸びる」と聞きますが、LPS刺激後24時間で観察すると、無刺激のマクロファージより明らかに「丸く(足が伸びていない)」みえるのです。
その後、ある菌の殺菌や貪食について調べているのですが、これまでの結果から、LPS刺激したMφではその菌に対する殺菌も貪食も上がるというデータが得られていました。しかし、私が再現性をとると、上記の失活してるようにしか思えない形態変化を示し、殺菌・貪食も下がります。

私の考えとしては、マウスの飼育条件による免疫担当細胞の変性ではないかと考えているのですが(環境の悪い(自家交配した)マウスと業者から購入したきれいなマウスでは免疫担当細胞の働きに大きな違いがでると聞きました。)、活性化するはずのものが失活するまでになるのでしょうか?

皆様の意見をどうかお聞かせください。

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