最近リアルタイムPCRを扱いだしたものです。
使用機器はBioradのPTC-200、SYBRGreenを使用しております。
細胞はマウス腹腔マクロファージをLPS刺激し、そこから得られたRNAをRTし、qPCRを行っています。
検出遺伝子はTNFαでごくごく一般的な炎症関連遺伝子でprimerも半定量PCRを行うことでシングルバンドであることを確認しております。(primerダイマーも見えません。)
そこで、このprimerを用いてqPCRを行い、その増幅曲線を見たところ、二段階に増幅してしまう事があり、そのデータの信用性への信頼が失われてしまう場合が時々あります。
不思議なのは、このPCR反応産物をアガロースゲル電気泳動してもシングルバンドであることです。
qPCRのメルティングカーブも一カ所でのみピークが見られますし。
しかも全く同じサンプルを同じようにqPCRを行っても二段階増幅される場合もあれば1段階でキレイに増幅される場合もあります。非常に困っています。
二段階増幅した結果はunreasonableであり、1段階増幅された結果はLPS依存的にTNFαがしっかり産生されていることが確認されております。
そのため二段階増幅したqPCR結果は信用できないのだろうと考えています。
が、原因が分からず困っております。
もし、みなさまの中で同じようなご経験があり、その解決方法をご存知であればご教示頂けないでしょうか?宜しくお願いいたします。 |
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