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サンプルバッファーによる組織からのタンパク抽出 トピック削除
No.2110-TOPIC - 2010/02/18 (木) 15:43:28 - かず
皆様よろしくお願いします。

当方、培養細胞からのタンパク抽出にはSDS(2%)サンプルバッファーを使うことが多いです(BPB、βME抜き)。可溶化の効率と、プロテアーゼ活性抑制の点からも好んで使っています。

ふと、動物組織からのタンパク抽出もサンプルバッファーを使っていいのではないかと思ったのですが、経験のある方いらっしゃいますでしょうか? 論文では見かけませんが、使えない理由が思い当たりません。

まぁ、ホモジェナイズの時に泡立ちが凄そうだなぁとは思いますが・・・。

ご経験、または何かご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。

よろしくお願いします。
 
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ありがとうございます 削除/引用
No.2110-3 - 2010/02/19 (金) 00:57:36 - かず
大変よく分かりました! 液量がポイントのようですね。

当ラボにはポリトロンしかないのでやはり泡立ちが気になりますが、とりあえず一度試してみます。

ありがとうございました。

(無題) 削除/引用
No.2110-2 - 2010/02/18 (木) 20:36:44 - c
そのbufferで普通に出来ます。組織重量に対してSDS-buffer量はその20~30倍量くらいがいい感じです。10倍量だとドロドロでちょっと濃すぎでなんかSDS<<蛋白質みたいな感じです。肝臓や脳はかなり可溶化できて不溶物は通常は少ないですが、骨格筋とか胃や腸とかみたいな平滑筋組織は不溶物けっこう多いです。組織により結構違いがあります。

液量が少なすぎないようにして、ペッスルを上下させる時にゆっくり上下させて、かつ、テフロンの白いやつを液面よりも上に出さないようにすれば泡はそんなに出ませんので大丈夫です。はじめ粘性があるかもしれませんが、ホモジナイズしてるうちにだんだん無くなってきます。ホモジナイズによりDNAが剪断されてくるからかもしれません。ホモジネートは一応超音波してから遠心して不溶物除いてから上澄みをSDS-lysateとして使っています。SDSがあるので遠心のときは温度は17C前後くらいでやってます。不溶物が多いときは、可溶化が不十分かもしれませんので、組織重量に対するSDS buffer量の比率をさらに上げるかSDS濃度を上げてみるなども検討してください。SDSが含まれるので蛋白質定量はBCAがよいでしょう。ホモジナイズ中は冷やす必要はないと思いますが、(2%SDS中でも働くプロテアーゼもあることはあるみたいなので)心配ならプロテアーゼインヒビターを入れて行った方がいいかもしれません。あまり冷やすとSDSが析出します。

サンプルバッファーによる組織からのタンパク抽出 削除/引用
No.2110-1 - 2010/02/18 (木) 15:43:28 - かず
皆様よろしくお願いします。

当方、培養細胞からのタンパク抽出にはSDS(2%)サンプルバッファーを使うことが多いです(BPB、βME抜き)。可溶化の効率と、プロテアーゼ活性抑制の点からも好んで使っています。

ふと、動物組織からのタンパク抽出もサンプルバッファーを使っていいのではないかと思ったのですが、経験のある方いらっしゃいますでしょうか? 論文では見かけませんが、使えない理由が思い当たりません。

まぁ、ホモジェナイズの時に泡立ちが凄そうだなぁとは思いますが・・・。

ご経験、または何かご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。

よろしくお願いします。

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