そのbufferで普通に出来ます。組織重量に対してSDS-buffer量はその20~30倍量くらいがいい感じです。10倍量だとドロドロでちょっと濃すぎでなんかSDS<<蛋白質みたいな感じです。肝臓や脳はかなり可溶化できて不溶物は通常は少ないですが、骨格筋とか胃や腸とかみたいな平滑筋組織は不溶物けっこう多いです。組織により結構違いがあります。
液量が少なすぎないようにして、ペッスルを上下させる時にゆっくり上下させて、かつ、テフロンの白いやつを液面よりも上に出さないようにすれば泡はそんなに出ませんので大丈夫です。はじめ粘性があるかもしれませんが、ホモジナイズしてるうちにだんだん無くなってきます。ホモジナイズによりDNAが剪断されてくるからかもしれません。ホモジネートは一応超音波してから遠心して不溶物除いてから上澄みをSDS-lysateとして使っています。SDSがあるので遠心のときは温度は17C前後くらいでやってます。不溶物が多いときは、可溶化が不十分かもしれませんので、組織重量に対するSDS buffer量の比率をさらに上げるかSDS濃度を上げてみるなども検討してください。SDSが含まれるので蛋白質定量はBCAがよいでしょう。ホモジナイズ中は冷やす必要はないと思いますが、(2%SDS中でも働くプロテアーゼもあることはあるみたいなので)心配ならプロテアーゼインヒビターを入れて行った方がいいかもしれません。あまり冷やすとSDSが析出します。 |
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