Bio-Radのシステムを用いて2次元電気泳動を行っています。
Bio-Radが市販しているタンパク質可溶化バッファー(8M Urea 2% CHAPS 50mM DTT 0.2% Bio-Lyte)を用いると、そこそこ綺麗な泳動像を見ることができるのですが、可溶化能力が低いような印象です。
そこで、さまざまな論文からThiourea, Triton X-100, Trisなどを用いたバッファーを作成し試したところ、タンパク質の可溶化能力は格段に上がりました。
しかし、1次元目におけるタンパク質分離がうまくいきません。
Bio-Radはストリップゲルの膨潤時に同時にタンパク質サンプルをゲルに吸わせ、1次元目でタンパク質を分離するシステムで、サンプルカップ法とは異なります。
1次元目の電圧条件はかなり検討してみたので、バッファーやサンプルの塩濃度に問題があるのかもしれません。
高い可溶化能力を持ち、且つ綺麗なタンパク質分離が行えるプロトコールをお持ちの方、ご教授ください。 |
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