染色は、染色液の濃度と染色時間の兼ね合いですから、濃度を下げるのと、時間を短くするのは、同等と考えて良いと思います。ただし、一般的には同じ程度の染め具合なら薄い濃度で時間を延ばした方が鮮明だといわれています。それを意図して5倍から10倍くらいに薄めて使うこともあります。時間をかけて染色できるので、染まり具合を見ながら適当なところで止めることも出来ますし。
抗体染色の染色方法との兼ね合いもあるでしょうが、ヘマトキシリンで染めすぎた時は、薄い塩酸(0.1%程度)で洗って色をぬく方法もありましたね。
免疫染色のカウンターステインでは、メチレングリーン、メチレンブルー、ニュートラルレッドを使っているのをよく見ます。染まりが軽いです。 |
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