trcプロモーターって漏れやすい(IPTG入れなくても発現している)気がします。「IPTGを入れると過剰発現する」という性質と、「IPTGを入れないときは発現はゼロ」という性質は同義ではないです。trcは前者だと思います。
培地にグルコースを加えるとかで多少は漏れを防げますが、vectorのコピー数が多いと、漏れ出てくる発現量>WTの発現量、ということもあると思います。
IPTGを入れた場合に見られた活性の低下ですが、御指摘のように増えすぎたSODが細胞毒性を示したと考えていいと思います。ただでさえ、WTより多いのにIPTGで叩いて数十倍になったら菌も大変でしょう・・・。
解決策としては、コピー数の低いvectorに変更する、trcではなくアラビノースプロモーターなどの厳しく発現制御でできるプロモーターにする、などがあると思います。 |
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