普通のSDS-PAGEやウェスタン(ミニゲルサイズ)数回分くらいならば、35mmのdish1枚あれば十分です。2次元だと小さいゲルでやる場合でも、もう少し必要でしょう。蛋白質濃度が低いとアプライの段階で不都合が起きますから液量は多すぎないように注意。
dishサイズよりもまず蛋白質量)をベースに考えた方がいいです。回収出来る蛋白質量は抽出方法(どんな組成のbufferを使うかによって)によって違ってきますから、いちどご自身でどのくらいのサイズのdishから、使おうとしている抽出方法ではどのくらい蛋白質が取れるかを確認された方が良いと思います。35mm dish、1枚でしらべれば、底面積からどのくらいの蛋白質を確保するにはどのだいたいくらいのdishが必要か計算できるので簡単な実験です。対象とする蛋白質の存在量や実験目的により必要な蛋白質量は変わってきます。preparativeな2-D PAGE(中規模サイズのゲルの場合)で蛋白質を単離同定するような場合は、クマシーで見えるものでもアプライする粗蛋白質量は数百μg程度必要なこともあります。単に2-D /westernで見るだけならば(中規模〜ミニサイズのゲルで)50μg~20μgくらいでも可能なことが多いです。 |
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