あるラボからもらった"293T"と別のラボからもらった"293T"とで接着具合が全く異なるということはよくあることです。細胞がサブライン化してしまっているということです。はがれやすい性質をもった細胞をコラーゲンや poly-L-Lysinコートプレートを使って接着力を増して利用するのも一法ですが(要はトランスフェクション効率さえ保たれておれば),はがれやすいのが気になる,あるいは実験上都合が悪いというのであれば,素性のはっきりした継代数の比較的少ない細胞をバンクから購入した方がよろしいかと。しかしながら,mmさんのご意見はなるほどそういう方法で選択してみることができるのだ,と勉強になりました。 |
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