ウェスタンの場合は蛋白質の分子量や性質等により定量的に膜にブロットされないこともしばしばあります。(写りやすいものとそうでないものということ。)特に100KDaを越える高分子量のものだと転写が十分でなくて、ゲルにまだ残っているということはあり得ますので、そのために見かけ上Aと比べてBがとても薄いという可能性は考えられるとおもいます。高分子量蛋白質の転写の改善にはトランスフェアーバッファーに最終濃度0.01-0.05%くらいの範囲でSDSを入れるとか、転写時間を少し延長するなどの方法があります。ただ書かれている転写条件だとむしろ普通よりもかなり長いようにも思うので、後者のほうは当てはまらないかもしれませんが。 |
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