塩、酸処理は組織化学的な都合なのでしょうか?だとしたら、潅流固定、薄切、スライドグラス貼り付け、後固定の後に処理するわけには行かないのでしょうか?(それだったらかなり楽でしょう)
もしそういう手が使えないなら、処理した肉片をゼラチンで抱埋するという手があります。
氷晶防止処置した肉片を10%ゼラチン/20%sucroseで数時間(固まらない温度にする、37度など)、その後20%ゼラチン/20%sucroseで数時間入れることでゼラチンと組織をなじませます。この後にこれを型に流し込んで固めます。最後にこれを0.2%グルタールアルデヒド(パラホルムでも良いかもしれません)で固定します。このゼラチンのブロックを薄切すれば良いわけです。ゼラチン付の切片は浮遊法で組織化学を行うこともできますし、スライドグラスに貼り付けた場合も煮た肉片の接着力が悪かったとしても、ゼラチンの接着力でスライドグラスに保持されることが期待されます。 |
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