大腸菌で異種タンパク発現をしているのですが、分解産物に悩まされています。
ベクターはインビトロジェンのpDEST17(N末にHisx6付き、T7プロモーター)、大腸菌はBL21(DE3)を使っています。
培養条件をいくつか検討したところ、培養温度を低くすると分解産物も少なくなる傾向があることが分かりました。温度を下げることでプロテアーゼの活性が下がるためではないかと予想しています。
現在のところ18度まで温度を下げているのですが、さらに温度を下げてみることを検討しています。
そこで疑問に思ったのですが、どのくらいまで温度を下げてもIPTGによる発現誘導がかかるのでしょうか?
4度、10度、15度で1日、2日、3日、などのように温度を変えて実際に培養してみれば分かるのですが、手元には温度調節の出来るシェーカーが一つしかないので自分で調べようと思うとだいぶ日数がかかってしまいます。ですので、皆様の体験談などをお聞かせいただけませんでしょうか?
ちなみに、両側にタグをつけて(例えばN末にHisx6タグ、C末にStrepタグなど)two-stepで精製すれば全長のタンパクを得るのは難しくないのですが、C末側にはタグを付けたくない理由があるのでこの手は使えません。
また、タカラのpColdベクターを使うことも検討していますが現ラボには無く、予算の都合もあり出来れば購入せずに済ませたいという思いもあります。
よろしくお願いします。 |
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