Bio Technical フォーラム

  • バイオ関連の実験をする上での、試薬、機器、プロトコールなどの情報交換の場です。
  • 質問に対して解答できる方は是非、書き込んで下さい。
  • このフォーラムにふさわしくないと管理人が判断した投稿は予告なく削除します。

トピック一覧 | 研究留学ネットに戻る

最新のフォーラム | このフォーラム | ひとつ前のフォーラム(readのみ)

このスレッドをはてなブックマークに追加このスレッドをはてなブックマークに追加

脳室内投与の利点は? トピック削除
No.1943-TOPIC - 2010/01/20 (水) 06:38:45 - ぽすどく
 脳室内投与(icv)と腹腔投与(ip)の違いについて一般的な質問があります。

 まず、私はとある薬剤を脳に投与しその効果を見たいと考えています。ターゲットは脳の特定の部位ではなく、脳全体(なるべく広く)です。

 まず、簡単なのでipを試しました。脳への直接的な効果も見られたのですが、どうも末梢(具体的には腸)にも作用があるようで、副作用から腸に異変がでたようなのです。

 そこで、次にicvを試しました。狙いは、
1:BBBをくぐる必要がないので、投与濃度を抑えられる。
2:局所投与のため、腸へ到達する量が減り、副作用を抑えられる。

 というものでした。

 ところが、実験をするうちに、少し疑問が現れました。大きくは2点です。

1:icvの場合、脳室から離れた部分には薬剤は到達するのか(たとえば新皮質のてっぺんまで)。
2:注射の傷で血管やBBBが壊れて、薬剤が脳外にも多量に流れてしまっているのではないか。

 実際のところはどうなのでしょうか。実験前は漠然と、icvは脳へ限局した投与法としては完璧なのではないかと思っていたのですが・・・・・・。
 
- このトピックにメッセージを投稿する -



14件 ( 1 〜 14 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.1943-16 - 2010/01/21 (木) 02:03:51 - yt
CSF is produced by the choroid plexus in the ventricles and the produced CSF flows out from the ventricles and enters the subarachnoidal space through foramina aroud the cerebellum, in the case of humans that is (I am not very sure about mice), and after circulating the whole arachnoidal space throughout it is reabsorbed through the arachnoidal granulations into the blood. Therefore, in theory drugs injected into the ventricles would be efficiently delivered to all the regions of the CNS, unless it is very sticky.
Considering drugs in the CSF is eventually absorbed along with the CSF and reaches the systemic circulation, I wonder how significant it is that a small amount of the drug might leak and enter the systemic circulation at the point of injection.
But, I am not very sure about this.

ありがとうございました 削除/引用
No.1943-15 - 2010/01/21 (木) 01:56:06 - ぽすどく
 閉じたつもりでしたが、戻ってきてしまいました。

>amiさん、emaさん

 貴重な情報ありがとうございました。おかげさまで、次の一手をどうするかが以前よりもかなりクリアーになりました。非常に助かりました。

予備実験で 削除/引用
No.1943-14 - 2010/01/20 (水) 20:37:31 - ema
昔初めて実験して自分が手技を確定してないときに色素を脳室にうって、漏れないか、どこまで届くかを確認しました。
試薬だから本実験は違うと思いつつも
>脳室から離れた部分には薬剤は到達する
は色素が結構な範囲に脳内では到達していて
>注射の傷で
打つ位置からいって、、、針周辺部はともかく、、、そんなとこは損傷しないと、、、。

(無題) 削除/引用
No.1943-13 - 2010/01/20 (水) 19:51:49 - ami
1:icvの場合、脳室から離れた部分には薬剤は到達するのか(たとえば新皮質のてっぺんまで)。

届きます!!!

2:注射の傷で血管やBBBが壊れて、薬剤が脳外にも多量に流れてしまっているのではないか。

ありません!!!

(無題) 削除/引用
No.1943-12 - 2010/01/20 (水) 14:38:07 - う
そもそも、
〜を気にしている,その可能性があるのか?

となら、答えようがある。

>「太い針を使うと、傷が大きくなって、icvによる利点が少なくなって、ipとあまり変わらなくなってしまうかもしれないですよ」

この程度の一般論なら、誰でも思いつくことなので、それをいちいち説明することが必要なのか?
と、思ってしまう。

質問1、2のようなことを誰でも思うから、
マウスの全身ではどうなっているのか調べると思うけど、論文とか。

なんだろう 削除/引用
No.1943-11 - 2010/01/20 (水) 13:40:53 - ぽすどく
>>「太い針を使うと、傷が大きくなって、icvによる利点が少なくなって、ipとあまり変わらなくなってしまうかもしれないですよ」

>これ以上何を言えるというのかわからないので、何を期待しているのかと。

 これは、私が勝手に想像で書いた一例なのですが、当たっているということでしょうか。これ以上何を言えるのかといわれても、困ります。これが本当かどうかも知らないのですから。

>>ぽすどく

>どうでもいいですけどね。
>学生ですか、それで?

 それでも学生です。ぽすどくは私の一種のニックネームです。私の本名と関連して、そういう呼び方をする人が(少数ですが)いるのです。本名からどうしてそうなるのかはさすがに匿名掲示板では書きません。別にだますつもりで使ったわけではないです。あなたのjob titleもセミコロンではないでしょう。

 ・・・すっかり釣られてしまったので、この質問は閉じます。

(無題) 削除/引用
No.1943-9 - 2010/01/20 (水) 11:21:26 - ;
一般的なことというと、

>「太い針を使うと、傷が大きくなって、icvによる利点が少なくなって、ipとあまり変わらなくなってしまうかもしれないですよ」

これ以上何を言えるというのかわからないので、何を期待しているのかと。

>手技の細部をあまり書かなかったのです。

それでなら、なおさら。

(無題) 削除/引用
No.1943-8 - 2010/01/20 (水) 11:19:10 - ;
>ぽすどく

どうでもいいですけどね。
学生ですか、それで?

追加 削除/引用
No.1943-7 - 2010/01/20 (水) 10:23:36 - ぽすどく
>学生じゃないのだから。

 すみません、まだ学生です。

違います 削除/引用
No.1943-6 - 2010/01/20 (水) 10:14:27 - ぽすどく
>あなたも経験者なら、どうして誰にもわからんのかわかりませんか?

 最初の質問を長文にしてしまったために、質問のポイントがかすんでしまったのかもしれません。すみません。

 質問の一文目に書いたように、ごく一般的な事を聞きたかったのです。つまり、私の実験の問題を解決してほしいということではないのです。ですから、手技の細部をあまり書かなかったのです。

 icvは脳を局所的にターゲットするには良い方法であるかと思うのですが、経験の少ない私には見えていないような欠点もいろいろとあるのではないかなと思ったのです。その例の一つに、「針による傷を伝って全身に薬剤が回るかどうか」などをあげたのです。

 期待している答えはたとえば、「太い針を使うと、傷が大きくなって、icvによる利点が少なくなって、ipとあまり変わらなくなってしまうかもしれないですよ」、あるいは「osomotic pumpなどで長期投与すれば、傷は治っているから、脳から外に出る量は減りますよ」などという答えなどです。

 あくまで、icvに関する一般的なことを知りたいなと思ったのです。

(無題) 削除/引用
No.1943-5 - 2010/01/20 (水) 09:42:21 - ;
>ご存じないなら、それでいいです。

経験者として言っているのだが・・・。
あなたも経験者なら、どうして誰にもわからんのかわかりませんか?

>「針による傷を伝って全身に薬剤が回るかどうか」

キレる前にちゃんと、

どこに(詳細な場所)どのゲージの針をどのくらいの液量を
どのような性質(どのような溶媒に溶かしているかくらい)の薬剤を
どのくらいの濃度でどのくらいの週齢のマウスに何回icする場合なのか?

を聞きたいくらい質問したらいかが?学生じゃないのだから。

何を期待しているの?

(無題) 削除/引用
No.1943-4 - 2010/01/20 (水) 09:01:18 - ぽすどく
>そんなの誰にもわからん。
>実際やっている人が実際に調べない限り。
>薬の種類、実験操作の手技によっていくらでも考えられる。
>何を期待しているの?

 ご存じないなら、それでいいです。icvの経験がある人の体験談を聞きたかったのです。

 もちろん、使っている薬剤によって組織への浸透性がかなり違うということはわかります。しかし、「針による傷を伝って全身に薬剤が回るかどうか」などは、ごくごく一般的な質問として成り立つものと思います。(薬剤の種類に関係ないという意味で)

(無題) 削除/引用
No.1943-2 - 2010/01/20 (水) 08:10:28 - :
そんなの誰にもわからん。
実際やっている人が実際に調べない限り。

薬の種類、実験操作の手技によっていくらでも考えられる。
何を期待しているの?

脳室内投与の利点は? 削除/引用
No.1943-1 - 2010/01/20 (水) 06:38:45 - ぽすどく
 脳室内投与(icv)と腹腔投与(ip)の違いについて一般的な質問があります。

 まず、私はとある薬剤を脳に投与しその効果を見たいと考えています。ターゲットは脳の特定の部位ではなく、脳全体(なるべく広く)です。

 まず、簡単なのでipを試しました。脳への直接的な効果も見られたのですが、どうも末梢(具体的には腸)にも作用があるようで、副作用から腸に異変がでたようなのです。

 そこで、次にicvを試しました。狙いは、
1:BBBをくぐる必要がないので、投与濃度を抑えられる。
2:局所投与のため、腸へ到達する量が減り、副作用を抑えられる。

 というものでした。

 ところが、実験をするうちに、少し疑問が現れました。大きくは2点です。

1:icvの場合、脳室から離れた部分には薬剤は到達するのか(たとえば新皮質のてっぺんまで)。
2:注射の傷で血管やBBBが壊れて、薬剤が脳外にも多量に流れてしまっているのではないか。

 実際のところはどうなのでしょうか。実験前は漠然と、icvは脳へ限局した投与法としては完璧なのではないかと思っていたのですが・・・・・・。

14件 ( 1 〜 14 )  前 | 次  1/ 1. /1


パスワードを入力してチェックした記事を チェックした記事を