Bio Technical フォーラム

  • バイオ関連の実験をする上での、試薬、機器、プロトコールなどの情報交換の場です。
  • 質問に対して解答できる方は是非、書き込んで下さい。
  • このフォーラムにふさわしくないと管理人が判断した投稿は予告なく削除します。

トピック一覧 | 研究留学ネットに戻る

最新のフォーラム | このフォーラム | ひとつ前のフォーラム(readのみ)

このスレッドをはてなブックマークに追加このスレッドをはてなブックマークに追加

TGF-βでのEMT トピック削除
No.1918-TOPIC - 2010/01/15 (金) 15:03:08 - sui
いつも貴重な御意見を参考にさせて頂いております

TGF-βを用いてEMTを生じさせる実験は様々な論文でみられますが
濃度は良くmethodに書かれていますが詳細な使用法がはっきりわかりません

R and D社のTGF-βは4mM HCLで希釈するよう書かれています
そこで質問ですが

@4mMのHCLですが計算上比重1.18g/mlの濃塩酸?は12N(=12M)なので3000倍に希釈なのでしょうか(かなりの希釈ですが良いでしょうか)
AHCLで希釈する理由はTGF-betaの活性化のためなのでしょうか
B最終的に細胞培養に使用する際は直前に中和のために4nMのNaOHも入れるべきなのでしょうか、その場合TGF-betaの活性は問題ないものなのでしょうか

質問内容が基本的で申し訳ございませんが
どなたか御教示いただけましたらどうぞよろしくお願いいたします


 
- このトピックにメッセージを投稿する -



5件 ( 1 〜 5 )  前 | 次  1/ 1. /1


文献 削除/引用
No.1918-5 - 2010/02/13 (土) 21:20:08 - みゆたよ
横からすみません。
マウス大腸癌細胞でTGF-βをかけてEMTをみたいのですが、いまいち論文が探せません。スレ主さん、何か良い文献教えていただけないでしょうか?マテメソの書いてあるのが良いです。おねがいします。

(無題) 削除/引用
No.1918-4 - 2010/01/23 (土) 04:14:23 - Tb
TGF-betaをテーマに扱って10年になるものです。
まず、経験論から。purified TGF-betaはほかの増殖因子・サイトカイン同様、ブロッキング剤入りの中性溶液(0.5% BSA-PBS,10% FBS-mediumなど)に溶解すれば、通常、容器への吸着ロスはみられません。TGF-betaは酸の中でも安定なので、データシートに書いてある通りにして安心を買ってもいいですが、HClをコントロールにも入れたりするのは面倒だし、なにより気持ち悪いですよね?

ちなみに、R&D Systems以外(WakoのもたぶんR&D Systemsのものですよね?溶解の仕方の和訳が微妙に変えられていますが・・・)のメーカーのTGF-betaのデータシートをみてみましたが、酸に溶かせとは特に書いてないです。

さて、次に私的な意見を。
精製・販売している会社に異論を唱えるのはちょっと責任は持てないのですが、それでも個人的には、R&S Systemsはなにか勘違いしているのかな?、と思っています。容器にべたべたくっついて問題になるのは(active TGF-betaではなく)latent TGF-beta(active TGF-betaとLAPの複合体)です。recombinantであれplatelet-derivedであれ、active TGF-betaはlatent TGF-betaの状態から精製してきます。ですから、精製過程でロスが問題になったことがあると推測できます。また、latent TGF-betaからactive TGF-betaを解離させるのに、acid treatmentをしているのではないかと思います。いったんactive TGF-betaをfreeにしてしまえば、極端な吸着ロスはなくなるでしょう。このあたりがごっちゃになり、精製後のactive TGF-betaも酸で溶解した方がいい理論になっているではないかと思ったりしています。

(無題) 削除/引用
No.1918-3 - 2010/01/18 (月) 21:33:26 - sui
そうなんですね活性低下の可能性があるのですか
確かにどの論文にもNaOH添加のことは書かれていませんね

どうもありがとうございました
本当に参考にさせていただきました

(無題) 削除/引用
No.1918-2 - 2010/01/15 (金) 15:52:48 - tker
WAKOのTGF-betaの説明ですが参考にどうぞ。

使用法

本品は溶液が中性になると容器に吸着され、著しく活性低下(濃度低下)を生じますので十分御注意下さい。
粉末乾燥品を溶解する場合には、1mg/ml BSAを含んだ滅菌済みの4mmol/lの塩酸にて、本品の最終濃度が1μg/ml以上にならないように調製して下さい。

TGF-βでのEMT 削除/引用
No.1918-1 - 2010/01/15 (金) 15:03:08 - sui
いつも貴重な御意見を参考にさせて頂いております

TGF-βを用いてEMTを生じさせる実験は様々な論文でみられますが
濃度は良くmethodに書かれていますが詳細な使用法がはっきりわかりません

R and D社のTGF-βは4mM HCLで希釈するよう書かれています
そこで質問ですが

@4mMのHCLですが計算上比重1.18g/mlの濃塩酸?は12N(=12M)なので3000倍に希釈なのでしょうか(かなりの希釈ですが良いでしょうか)
AHCLで希釈する理由はTGF-betaの活性化のためなのでしょうか
B最終的に細胞培養に使用する際は直前に中和のために4nMのNaOHも入れるべきなのでしょうか、その場合TGF-betaの活性は問題ないものなのでしょうか

質問内容が基本的で申し訳ございませんが
どなたか御教示いただけましたらどうぞよろしくお願いいたします


5件 ( 1 〜 5 )  前 | 次  1/ 1. /1


パスワードを入力してチェックした記事を チェックした記事を