> 糖鎖修飾の機能はいろいろとあることが知られてきていますが、いくつかの分泌タンパク質は大腸菌で作られたものが売られています(エリスロポイエチン等?)。この場合、機能があるので売られているのですが、やはり機能は下がっているのでしょうか?それとも変わらないのでしょうか?
あなたの言う「機能」とは何を指しますか?
レセプターとの結合のみ?
エリスロポイエチンの場合vitroでは機能はそのままでしょう。
vivoでは格段に落ちます。
> また、どうしても糖鎖修飾が必要なときは昆虫細胞やYeastを使って作るとありましたが、糖鎖修飾が異なる場合もあるとのことです。この場合も機能は下がるのでしょうか?
これも「機能」とは何のことですか?
上記のようにエリスロポイエチンの場合、昆虫細胞やYeastで作るとvivoでは薬効は落ちます。
目的が異なれば「機能」がそのままのこともあるでしょう。
ケースバイケースですね。
まとめてできる話ではありません。
> どうしても哺乳類の細胞で作らないといけない膜タンパク質や分泌タンパク質ってあるのでしょうか?
たくさんあります。
特に動物実験に用いる場合や医薬品として用いる場合には目的に糖鎖を持たせるために哺乳類の細胞を用いるケースが多いでしょう。
最近はそのような糖鎖を付加できる酵母や昆虫セルもありますが、不完全であったり、誰でも入手可能でなかったりしますから。 |
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