Badについて詳しくはないですが、ちょっと気になりましたのでレスします。
まゆさんがおっしゃっている「非リン酸化状態のBad」とは、
@Ser112,136,154のいずれもリン酸化されていないBad(non-phospho-Bad)
ASer112はリン酸化されていないが他の部位がリン酸化されているかはわからないBad(non-pSer112-Bad)
B特にリン酸化を考慮しない、Badの総量(total-Badとかpan-Bad)
のどれに相当するのでしょうか。
「この発現がそのたし算の埋め合わせをしてくれているのか」等の文面を見る
限り、@の意味で使われているように思えるのですが・・・
@であれば、Ser112,136,154と部位が離れているので、全てのSer残基が
非リン酸化状態であることをWestern等で同時に判定することはとても
難しいのではと思いますが、どのような実験を組んでいるのでしょうか。
Aであれば、pSer112-Bad + non-pSer112-Bad = total-Badとなるとは
思いますが、pSer154-Badを測っても足し算はできませんよね。
Bであれば、足し算そのものに意味がありません。
mRNAやそのタンパク質の総量は30分もあれば十分変動し得るので、
いずれにせよ、リン酸化に関係ない部位を認識する抗体を用いるなどして、
Badの総量が変化していないかどうかを見るのが先決ではないかと思います。
それから、ERK経路を阻害して影響を見る場合、可能ならばPD 98059よりも
特異性の高いPD 325901を使った方がよいのではと思います。 |
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