似たようなことなら、時々あります。当方、臨床系で感染症の検査のために毎日大量のシークエンスを行っています。
ABの解析ソフトであれば、波形とその上に青とか赤とか黄色でその塩基の信頼度が表示されるような画面ですよね。500塩基程度の配列を読むときでも、その配列が終わっていても、それ以降に波形は表示されていないのに、なぜか塩基配列が読み取れている場合があります。原因はリアクション時に断片がプライマーとしてどこかにくっついて、極々微量なのですが長い断片を作ってしまっているのでしょう。ABIの3000番台のシークエンサーははっきりいって高感度すぎなので、そういう結果が生まれると解釈しています。以前使っていた300番台ではそういうことは起こりませんでしたし。
2,3塩基ずれて波形が重なっていたりしなければ、実験データとして必要な部分だけ使えばいいと思います。 |
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