皆様
情報ありがとうございます。
ただ、QRT−PCRを使って未知試料中の菌数を推定する試みは多数されており、文献も見受けられます。学会発表でも約10年ほど前より発表が多数あります。ただ、実用に生かされているものはあまりないように思われます。
我われも、定性でのRT-PCR法を確立したので、定量への展開を試みているというのが経緯です。
ある会社では我われと同じターゲットの種のなかで、特定の株については研究の中で実用化をしているようです。これは1cell=1copyであることがはっきりしているからです。研究で使用する1株のみに限定してしまえば容易なのかもしれませんが、我われはコピー数未知株の菌数を推定しようとするものなので、はじめから容易ではないことを推定しておりました。でも1cell=10copy・・などという株も文献からすれば、また極めて少ないわけで、RT-PCRの推定菌数のずれは1logにまで違わずに可能ではないかと考えました。
皆さんのご指摘からすればやはり難しい話なのですね。
アプライドバイオシステムズ社の専門家にも聞いてみましたが、彼らの見解は我われと同じで、死菌体などのRNAが影響しているのではないか?とのことでした。
いずれにしましても、これを解決するのはそうそう容易ではないことがわかりました。皆さんのご指摘・アドバイスありがとうございました。 |
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