●抗生物質
ハイグロマイシンは使ったことが無いので分かりませんが、
G418は薄撒きにする時には濃度を半分くらいにしたほうが良かったです。
マスセレクションで一度セレクションをかけているのでしたら、
安定して増えるまで抗生物質を抜いてもいいかもしれません。
抗生物質に問題ないことを示すために、親株を抗生物質抜きで撒いてもいいかもしれません。
親株で問題なく増え、セレクション中の細胞の増殖が悪いのであれば、抗生物質(または導入遺伝子)が原因だと考えることが出来るでしょう。
●培養条件
増えるのに1ヶ月もかかるとなると、グルタミン等の分解が気になります。
培養途中で培地を足す(例えば100uLスタートで、2週間後に100uL追加する)と、
増殖速度が上がるかもしれませんし、オートクラインの成分が減ってかえって増えにくくなるかもしれません。
コンディションドメディウムは、何日目がいいのかは条件次第のようです。
培養後期のほうがオートクラインの成分は高いでしょうから、日にちは振ったほうがいいものが取れると思います。
ピペットマンなどが対応すれば、96プレートではなく384プレートのほうが細胞辺りの体積が減ってより増殖が速くなるかもしれません。
(回収が大変かもしれません)
●トリプシン代替品
#2で書いたトリプシンの代替品はAccutaseでした。
すでに使っていますね。 |
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