プロテアソーム分解に先立ってユビキチン化が起きていると予想されます。
多くの場合、ユビキチンリガーゼは自分自身をユビキチン化して恒常的に分解しており、定常状態での蛋白レベルは低く保たれています。しかし、基質となる蛋白が別に現れればユビキチン化能がそちらに振り向けられ、自己ユビキチン化が相対的に低下して蛋白レベルが上昇してきます。とはいえ、翻訳が必要なので一定のタイムラグが存在します。
こういった事を元に考えると、転写の活性化を伴わなくても、時間と共にユビキチンリガーゼ蛋白量が増加し、36時間後には合成された Nix 蛋白を即座にユビキチン化→分解へと導くレベルに達する、というモデルも想定可能かと思います。 |
|