”Phage Display A Laboratory Manual”だと、M13系のphageですね。
基本的にどのphageも丈夫ですが、phageと言ってもいろいろあるので、質問する場合は種類を指定してください。
培養上清中のM13 phageは、コンタミを防ぐためにfilter滅菌しておけば、感染性のある状態で長期4℃保存できます。5年くらい前に調製したM13KO7のtiterがほとんど落ちていなくてびっくりした経験があります。
しかし、phage displayの場合は注意が必要です。
大腸菌への感染性は(たいてい)長持ちしますが、提示しているpeptideやタンパクによって(分解酵素の影響か?)調製直後と性質が変化することがあります。質問者の場合、結合活性が保存中に低下する可能性があります。
「50%グリセロールで-18℃」保存は、凍結させない方法です。私は凍結融解で多少力価が低下しますが、10%(-30%)glycerol添加で-80C保存を好んで使っています。 |
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