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フローサイトメトリー 抗体の希釈 トピック削除
No.1746-TOPIC - 2009/12/11 (金) 10:56:50 - 初心者
フローサイトメトリー初心者です。
もちろん今後titration assayは行いますが、data sheetに書いてある希釈目安の解釈の仕方がどうしてもよくわかりません。
たとえば100万個の細胞を含んだ100ulの溶液に対し0.125 ugが推奨とあった場合( 0.125ug per million cell in a 100ul total staining volume),
もし細胞数は同数でも1mlのstaining bufferとしたら、抗体は10倍にすべきなのでしょうか。それともvolumeにかかわらず細胞数によってのみ加える抗体量がきまるのでしょうか。つまり上記の場合は100万個の細胞であればvolumeにかかわらず同量の抗体を加えるのでしょうか。
免疫染色やwestern blottingであれば、抗原量にかかわらず希釈倍率のみで検討しますよね。フローサイトメトリーの時にはdata sheetにただこの細胞数に対して何ugとしか書いてないこともあるようで、その場合は希釈倍率は関係ないということになるのでしょうか。
とんでもなく、くだらない質問をしているのであれば申し訳ありません。
どなたか教えていただけますでしょうか。
 
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(無題) 削除/引用
No.1746-5 - 2009/12/23 (水) 09:45:15 - 初心者
DC様、Tb様
ご回答有難うございました。おかげさまで胸のつかえがとれた感じです。
細胞数、volume依存性に関しても、一度自分で試してみます。

(無題) 削除/引用
No.1746-4 - 2009/12/23 (水) 09:06:30 - う
簡単に。

自分でタイトレーションするべき。
それによってメーカーの言うことより効率よく使える可能性が高い
逆でも、使える量が決まるのはいいこと。
メーカー推奨する希釈のことはあてにしない、深く考えない。

あと、追記
抗体を使って何かしらを染めるという行為はすべからく
過剰量加えて染めるということをお忘れなく。
発現している分子が〜個だから、抗体を同じ量加えるということはまずしない。

(無題) 削除/引用
No.1746-3 - 2009/12/23 (水) 00:41:22 - Tb
確かに、大手BDは1 million cellに対して何ugの抗体でとデータシートに書いていますが、これは全くの不適切な表現です。なぜならば、FASCS時の抗体必要量はほぼ濃度がすべてだからです。すなわち、いくつの細胞だろうが0.3 ug/30 ul, 1 ug/100 ul, 10 ug/1 mlで染めたものはほぼ同じ強度で染まります。これは決して抗体入れすぎているから見かけ同じになるというようなものではなく、saturation curveを描いても細胞数・volumeはほぼ関係なしに同じような濃度依存曲線となります。

ですので、10(6) cellsに対して0.125 ug/100 ulとデータシートに書いてあるあるから、10(8) cellsに対して12.5 ug/10 mlで染めました、ということがあればそれは愚の骨頂です。おそらく、抗体が細胞表面に結合して“消費”されてしまうとイメージしている方は多いと思いますが、すくなくとも細胞表面抗原に対し、サブugの抗体が10(6)〜10(7)細胞程度で使い切れる状況はまずありません。まあ、1細胞あたり何分子発現しているというのはなかなか言えないので、断言は避けますが。

ともかくも、このことからvolumeは減らせば減らすほど抗体の使用料を節約できるわけですが、細胞ペレットの大きさ、アスピレーションし切れなかった洗浄液の持ち込み容量、細胞のクランプのしやすさ等を考慮すると、おおむね、同濃度(タイトレーション済)の抗体溶液で、10(6)細胞未満:30-50 ul、10(7)細胞まで100 ul、10(8)まで200-1000 ulくらい、みたいな感じかと思います。

また、どのちみデータシートの推奨量はあてになりません。DCさんのいうように過剰量と考えて間違いないです。ですので、購入した抗体は自分でタイトレーションすべきだと思います。その時に、細胞数依存性、volume依存性も自身の手で調べてみるのがいいと思います。

あと、濃度を低した分染色時間を長くして元を取る、というのは間違いです。5〜10分で平衡に達したら染色強度はそれ以上はいくら待っても上がらないです。染色は15分くらいで十分だと思います。長くするよりは、大きい細胞は短時間でも沈んでいくので、途中ミキシングしてあげる方がよいと思います。こちらは気分の問題ですが。

(無題) 削除/引用
No.1746-2 - 2009/12/11 (金) 11:10:22 - DC
おそらく、反応volumeが増えて抗体量が同じであれば抗体濃度は薄まるので抗原-抗体反応が十分に起こるまでの時間を多く必要とするのではないかと思います。
逆に、抗体濃度を一定にするためにvolumeに合わせて抗体量を増やすと、とんでもない量の抗体を必要としますよね。

極端な例をあげていらっしゃるのはわかっていますが、まず通常100 ulで行なう反応系をわざわざ1 mlに上げる必要はあまりないのではないかと・・・
そもそもメーカー推奨の抗体量(希釈倍率)というのはケチを絶対付けられない数値をデータシートに書いているはずですので、多少volumeが100 ulよりも増えたとしても影響はあまりないのではないかと思います。

フローサイトメトリー 抗体の希釈 削除/引用
No.1746-1 - 2009/12/11 (金) 10:56:50 - 初心者
フローサイトメトリー初心者です。
もちろん今後titration assayは行いますが、data sheetに書いてある希釈目安の解釈の仕方がどうしてもよくわかりません。
たとえば100万個の細胞を含んだ100ulの溶液に対し0.125 ugが推奨とあった場合( 0.125ug per million cell in a 100ul total staining volume),
もし細胞数は同数でも1mlのstaining bufferとしたら、抗体は10倍にすべきなのでしょうか。それともvolumeにかかわらず細胞数によってのみ加える抗体量がきまるのでしょうか。つまり上記の場合は100万個の細胞であればvolumeにかかわらず同量の抗体を加えるのでしょうか。
免疫染色やwestern blottingであれば、抗原量にかかわらず希釈倍率のみで検討しますよね。フローサイトメトリーの時にはdata sheetにただこの細胞数に対して何ugとしか書いてないこともあるようで、その場合は希釈倍率は関係ないということになるのでしょうか。
とんでもなく、くだらない質問をしているのであれば申し訳ありません。
どなたか教えていただけますでしょうか。

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