現在初代培養細胞を扱う実験をしているのですが、初めての経験で顕微鏡でどの部分を見ているのかがはっきりと分かっていません。
培養状態はnon-coat dishに自分でラミニンをコーティング(10μg/cm2)したものを用いています。培養後の観察では線維芽様細胞を観察できる位置とは別に、顕微鏡奥のリボルバーをさらに後ろに回すとdish底面付近?に神経だか菌糸のようなものが観察されます。
今回の疑問はこの後者の観察点においてなのですが、これはラミニンコート表面でなく、ラミニンとdish底面の間を観察しているのでしょうか?実際にdish底面と思われるようなブツブツの凹凸も確認されます。あとは細かい傷(おそらくdishのもの)なども観察しました。
そして私自身が観察したものは初代培養から派生した神経様細胞なのか真菌類によるコンタミなのか、明確な情報を提示できていないかもしれませんがご理解できる方がいましたらご意見お願いします。
ちなみに培地には適量(1/100)の抗生物質‐抗真菌剤(Invitrogen)を添加しています。本製品にはペニシリンやストレプトマイシン、アンフォテリシンが含まれているためある程度のコンタミなら抑えられるのではないかと考えています。実際の培養では初期(1〜2日)では観察されていないのに対し、その後の培養でひも状もしくは1つの細胞?を中心に放射状に線状のものが出ていたりします。この線状構造はところどころで分岐も見られます。増殖速度は非常に遅く、dish中にも大量に観察されることはなくほんのわずかな存在量です。神経様細胞は通常線維芽細胞と同じ位置に観察されるのでしょうか?それともコーティングしている場合はさらに奥のdish底面まで移動するのでしょうか??お願いします。 |
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