DuplexA systemを用いてY2Hをおこなっています。
いくつかBaitタンパク質と相互作用するPreyタンパク質が得られたのですが、いくつか疑問に思ったことがあります。
@Prey vectorのEcoRI/XhoI siteにインサートが挿入されているライブラリーを使用したのですが、得られたPreyプラスミドのインサートにはEcoRIもしくはXhoIのサイトが存在していました。そのため、再現性をみるために自分自身でpJG4-5 vectorへ当該インサートを挿入することができません。このライブラリーはどのように作製されたのでしょうか?
A@の問題を克服するために、EcoRI/XhoIサイト間に新たにいくつかの制限酵素サイトを付加しました。そこにスクリーニングで得られたPreyプラスミドにコードされていたcDNAを挿入し、再現性の確認をおこなったのですが、相互作用は検出されませんでした。普通に考えれば、スクリーニングで検出された相互作用は擬陽性という結論になると思います。しかしながら、別の実験から、スクリーニングで得られたPreyタンパク質はBaitタンパク質と相互作用することが示されています。よってpJG4-5 vectorへのMCSがBaitとPreyの相互作用の傷害になっているのではないかと感じています。
これらに対する知識をお持ちの方に原因や対策をお聞きしたいと思い、投稿させて頂きました。
よろしくおねがいします。 |
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