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チロシン溶液の作り方 トピック削除
No.1683-TOPIC - 2009/12/04 (金) 17:03:14 - K
はじめまして。
現在B16メラノーマ細胞を使ってメラニン生成抑制効果実験を行っています。

現在、直に指導してくれる上司・研究員がいなく、頭を悩ませています。
手順は以前にいた研究員から教わりました。




1.B16細胞にチロシンメンテナンス培地添加

●チロシンメンテナンス培地
→1%FCS RPMI1640培地100mlに対しチロシン溶液500μl添加した培地


2.B16細胞を2.0x105 cells/wellとなるように細胞培養用wellに添加し、10%FCS含むRPMI1640培地にて培養。

3.24時間後、実験できる最大濃度(細胞が死滅しない濃度)でサンプルを添加。

4.3日間の培養。

5.10%DMSO-1NNaOHを用いて細胞からメラニンを溶かし出し、470nmの吸光度を測定することでメラニンを定量。

---------------------------------------------------------------------
そこで質問です。
1.でB16細胞に意図的にメラニンを多くつくらせる為にチロシンメンテナンス培地を添加していたのだと思うのですが、チロシン溶液がもうなくなり、作製しなければなりません。

チロシン溶液が入っているボトルには「TYROSINE・2Na810mg/10ml(PBS-)」そして、プロトコールには、「81mgL-Tyrosine・2Na・2H2O/10mlメンテナンス培地」と書かれています。

どっちが正しいのか??


●メンテナンス培地
→1%FCS RPMI1640培地

一応、上記の2通りでチロシン溶液を作製してみたのですが、チロシンが溶解してくれません。
どうしたらよろしいでしょうか?


初心者もので申し訳ありませが、ご教授よろしくお願い致します。
 
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6件 ( 1 〜 6 )  前 | 次  1/ 1. /1


ありがとうございました。 解決済み 削除/引用
No.1683-7 - 2009/12/08 (火) 09:03:11 - K

(無題) 削除/引用
No.1683-6 - 2009/12/07 (月) 17:23:59 - K
とても解りやすいご説明ありがとうございます。

早速、やってみました。

チロシンは溶解しました!!


ありがとうございました。


今後とも宜しくお願い申し上げます。

(無題) 削除/引用
No.1683-5 - 2009/12/07 (月) 14:27:42 - ~
>pH調整の方法がわからないのでご教授頂ければ嬉しいです。

1.チロシン81mgを10ml MilliQ水に添加
2.攪拌しpHを測定しながら、適当な濃度の水酸化ナトリウム水溶液を、チロシンが溶けるまでゆっくり添加する
 (pH 10弱くらいで溶けると思います)
3.シリンジフィルターなどでろ過滅菌する

で溶解するはずです。後は、貴方の状況に合わせて変更しましょう。
体積変化が気になるのであれば、9mL位から初めて、最後にメスアップしてもいいでしょう。

培地で作った場合、高pHが培地中の成分へどう影響するかは知りません。血清中のたんぱく質が沈殿するなどが起きるかもしれません。
(それがMilliQ水を薦める理由です)

810 mg/10 mLの濃度ではこの方法では溶けないと思います。
(それが、ラベルが誤っているのではと書いた理由です)

オートクレーブをかけることで、チロシンや培地中の成分が変化するかどうかも知りません。血清中のたんぱく質が沈殿する、グルタミン、アスパラギンなどが分解する、などがあるかもしれません。
(そのため、フィルター滅菌を薦めます)

(無題) 削除/引用
No.1683-4 - 2009/12/07 (月) 10:53:36 - K
>貴方が行いたい実験操作であるほうが正しいです。
>同じような実験をしている論文は無いのですか?

ありがとうございます。お恥ずかしい話ですが、私自身、学術的知識が全くなく・・・。英語も全くで。私なりに一応論文調べてみましたが、ありませんでした。

>無いのであれば、その以前いた研究員が立ち上げた系ということになるでしょうから、連絡してみましょう。

研究員に相談しようと連絡をとってみたのですが、連絡がとれないのです・・・。



>まず、溶媒と濃度を決めましょう。
>それは実験を行う貴方が根拠を抑えた上で決めるべきです。

了解いたしました。溶媒は、細胞の培地にも使用しているということで、メンテナンス培地を使用したいと思っています。



>作れるのでしたら、ぜひここに調製法を書いて欲しいです。
pH調整の方法がわからないのでご教授頂ければ嬉しいです。



1.チロシン81mg or 810mgを10mlメンテナンス培地に添加
2.オートクレーブ

オートクレーブ後はチロシンは溶解していませんでした。
メンテナンス培地をPBSにしてもやってみましたが、溶解しません。

(無題) 削除/引用
No.1683-2 - 2009/12/04 (金) 18:49:02 - ~
>どっちが正しいのか??
貴方が行いたい実験操作であるほうが正しいです。
その実験操作が貴方の目的を満たすという根拠があるはずで、その系を貴方が立ち上げていないようですので、
過去の論文で使われている系だったり、誰かラボの人が行った予備実験から作られた系だったりするはずです。

同じような実験をしている論文は無いのですか?
無いのであれば、その以前いた研究員が立ち上げた系ということになるでしょうから、連絡してみましょう。

少なくともボトルのラベルの濃度は誤っているような気がしますが、
何か特殊な操作をすることで作ることが出来るのかもしれません。

溶媒については、200倍希釈されるのでどちらでも細胞への影響は無いと思います。
ただ、培地や血清成分が変化するかが分かりませんので、調整後に保存するのであればPBSの方が安心だと思います。

>どうしたらよろしいでしょうか?
まず、溶媒と濃度を決めましょう。
それは実験を行う貴方が根拠を抑えた上で決めるべきです。

81 g/Lは単に温度をかけたりpHを変えても溶けないと思います。
作りたいのであれば、その研究員に調製方法を相談するのがいいでしょう。
作れるのでしたら、ぜひここに調製法を書いて欲しいです。

8.1 g/Lであれば、pH 10位で溶けます。
やったことはありませんが、酸性にしても溶けると思います。

チロシン溶液の作り方 削除/引用
No.1683-1 - 2009/12/04 (金) 17:03:14 - K
はじめまして。
現在B16メラノーマ細胞を使ってメラニン生成抑制効果実験を行っています。

現在、直に指導してくれる上司・研究員がいなく、頭を悩ませています。
手順は以前にいた研究員から教わりました。




1.B16細胞にチロシンメンテナンス培地添加

●チロシンメンテナンス培地
→1%FCS RPMI1640培地100mlに対しチロシン溶液500μl添加した培地


2.B16細胞を2.0x105 cells/wellとなるように細胞培養用wellに添加し、10%FCS含むRPMI1640培地にて培養。

3.24時間後、実験できる最大濃度(細胞が死滅しない濃度)でサンプルを添加。

4.3日間の培養。

5.10%DMSO-1NNaOHを用いて細胞からメラニンを溶かし出し、470nmの吸光度を測定することでメラニンを定量。

---------------------------------------------------------------------
そこで質問です。
1.でB16細胞に意図的にメラニンを多くつくらせる為にチロシンメンテナンス培地を添加していたのだと思うのですが、チロシン溶液がもうなくなり、作製しなければなりません。

チロシン溶液が入っているボトルには「TYROSINE・2Na810mg/10ml(PBS-)」そして、プロトコールには、「81mgL-Tyrosine・2Na・2H2O/10mlメンテナンス培地」と書かれています。

どっちが正しいのか??


●メンテナンス培地
→1%FCS RPMI1640培地

一応、上記の2通りでチロシン溶液を作製してみたのですが、チロシンが溶解してくれません。
どうしたらよろしいでしょうか?


初心者もので申し訳ありませが、ご教授よろしくお願い致します。

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