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大腸菌の生育とpH トピック削除
No.1653-TOPIC - 2009/11/30 (月) 18:00:36 - 静岡県高校教員
高校教員です。大腸菌を普通液体培地と普通寒天培地で培養しています。

 生徒と一緒に液体培地のpHを塩酸と水酸化ナトリウムを用いて調整し、
培養してみたところ、pH5では生育できるようですが、pH3では
生育できませんでした。(アルカリの方はpH8では生育でき、pH9では
生育できませんでした。)
 また、培養前にpH5であった液体培地の培養後のpHは8になって
いました。
 (対象として用いた普通寒天培地の培養前のpHは7でしたが、こちらも
培養後増殖した後のpHは8でした。)

 大腸菌は、生育して増殖するときに、弱アリカリ性になるような物質を
体外に放出しているのかと想像するのですが、詳しいことがわかりません。
代謝に詳しい方がいましたら、教えていただけると助かります。
調べる方法(文献やサイト、書籍)の紹介でもかまいません。

 ちなみに大腸菌は、大学の先生にいただいたもので、一般的な株だと
思います。pHの測定は、万能試験紙の色で判断しました。
pHの調整は、希塩酸を普通液体培地に加えることで調整しました。
 
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ありがとうございました。 削除/引用
No.1653-5 - 2009/12/01 (火) 07:59:26 - 静岡県高校教員
どうもありがとうございます。

なるほど。代謝の結果生じるアンモニアを疑ってみます。

(無題) 削除/引用
No.1653-4 - 2009/11/30 (月) 20:12:54 - Jar使い
培養液のpH変化の原因は、実は意外とわかっていないイメージです。
アルカリ側による原因の一つとして、
栄養源枯渇、もしくは代謝不全を考えることができます。
このような状況になると、菌体内のアミノ酸を分解して、
アンモニアを放出します。
ただ、私の経験上、長時間培養や37℃でエアレーションがいい状態で
20時間以上飼わないとアンモニアは放出されないです。
ですので、低温で短時間でもアルカリ側によるなら、
上記仮説以外の原因だと思います。
高校教員さんが使われている培地は、
いわゆる天然源培地であるので、正直何が起こっているか
わからないです。

培地中のアンモニア体窒素濃度を測ると上記の仮説の一部を
検証できるかと思います。アンモニアテストワコーというもので
測れます。
基本的に培地がアルカリによると大腸菌は死につつあると
判断しています。

培地の組成ですが 削除/引用
No.1653-3 - 2009/11/30 (月) 19:06:48 - 静岡県高校教員
 早々の返答ありがとうございます。培地の組成ですが、

寒天培地(メルク社)1L中
 pepton from casein 5.0g
yeast 2.5g
グルコース 1.0g
寒天   14.0g

液体培地 Bacto Brain Heart Infusion 1L中
Caif Brain Infusion from200g 7.7g
Brain Heart Infusion from200g 9.8g
Protease Pepton 10.0g
Dextrose 2.0g
NaCl 5.0g
リン酸二ナトリウム       2.5g   です。

どう訳してよいのかわからないのはそのまま書きました。
用いた大腸菌の株名は、いただいた大学に問い合わせ中です。

 よろしくお願いします。

 

まずは 削除/引用
No.1653-2 - 2009/11/30 (月) 18:12:58 - ami
普通液体培地と普通寒天培地の組成が知りたいです。

大腸菌の生育とpH 削除/引用
No.1653-1 - 2009/11/30 (月) 18:00:36 - 静岡県高校教員
高校教員です。大腸菌を普通液体培地と普通寒天培地で培養しています。

 生徒と一緒に液体培地のpHを塩酸と水酸化ナトリウムを用いて調整し、
培養してみたところ、pH5では生育できるようですが、pH3では
生育できませんでした。(アルカリの方はpH8では生育でき、pH9では
生育できませんでした。)
 また、培養前にpH5であった液体培地の培養後のpHは8になって
いました。
 (対象として用いた普通寒天培地の培養前のpHは7でしたが、こちらも
培養後増殖した後のpHは8でした。)

 大腸菌は、生育して増殖するときに、弱アリカリ性になるような物質を
体外に放出しているのかと想像するのですが、詳しいことがわかりません。
代謝に詳しい方がいましたら、教えていただけると助かります。
調べる方法(文献やサイト、書籍)の紹介でもかまいません。

 ちなみに大腸菌は、大学の先生にいただいたもので、一般的な株だと
思います。pHの測定は、万能試験紙の色で判断しました。
pHの調整は、希塩酸を普通液体培地に加えることで調整しました。

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