培養液のpH変化の原因は、実は意外とわかっていないイメージです。
アルカリ側による原因の一つとして、
栄養源枯渇、もしくは代謝不全を考えることができます。
このような状況になると、菌体内のアミノ酸を分解して、
アンモニアを放出します。
ただ、私の経験上、長時間培養や37℃でエアレーションがいい状態で
20時間以上飼わないとアンモニアは放出されないです。
ですので、低温で短時間でもアルカリ側によるなら、
上記仮説以外の原因だと思います。
高校教員さんが使われている培地は、
いわゆる天然源培地であるので、正直何が起こっているか
わからないです。
培地中のアンモニア体窒素濃度を測ると上記の仮説の一部を
検証できるかと思います。アンモニアテストワコーというもので
測れます。
基本的に培地がアルカリによると大腸菌は死につつあると
判断しています。 |
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