>この点ですがどうしてソニケーションやフィルターに通すと正電荷の脂質が均等に
>リポソーム表面に存在し、静電反発が効率よくおこり、粒径は安定すると考えてよろしいでしょうか
あー、これは私の理解が間違えてたようです。
下記のように考えないとダメでしょうね、失礼しました。
1.Liposomeを水和しただけでは、DLPCやDOPEが膜融合する性質が比較的強いため
結果としてLiposomeは大型で沈殿しがち。
2.ここにsonicationなり、extrusionなりを行なうことで、
Liposomeは断片化し、小粒径のLiposomeが形成。
3.ただし、このままではDLPCやDOPEの性質上
小粒径のLiposomeも自己融合を起こし、再び沈殿を起こしかねない。
4.Liposomeの自己融合を防ぐには、
電荷による反発かPEG修飾などによる親水化などの、なんらかの「力」が必要。
TMAG/DLPC/DOPEの組成では、TMAGの正電荷しか該当する「力」が無い。
人と話してみないと、自分の間違いには気付かないものですねぇ…
ちなみに、上記の話は脂質だけの空Liposomeを想定しています。
ですが、話を聞くとLiposomeに核酸?を封入したいとのことでしょうか?
これだと難易度は跳ね上がりますし、上記の話と違いもでてきます。
これ以上は、また後で書きます。 |
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