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HRP用ウエスタン検出キットの感度調整 トピック削除
No.1602-TOPIC - 2009/11/21 (土) 10:42:34 - おお
ウエスタンの感度はELCなど初期ルミノール試薬がでた
当初より格段に上がってきています。
ですが場合によっては感度がよすぎてコントロール
しないとバンドが強く出過ぎてしまうこともあります。

で高感度用のルミノール試薬と低感度用を併用したり
というのは一つの選択肢だと思いますが、そうすると
複数の試薬を買うことになってしまいます。

高感度用のものをうまく調整すればいいかもしれませんが、
もしそのような事を実際にやっている方があれば、
どこの試薬をつかってどの様に調整しているのか
教えてください。
 
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(無題) 削除/引用
No.1602-7 - 2009/11/24 (火) 07:17:53 - おお
>[Re:6] Bostonさんは書きました :
> かつて(10年以上前、ECL plus は存在していなかったかもしれません)、翌日に基質を加え直して、X 線フィルムで検出した記憶があります。シグナルはあきらかに弱っていました。2次抗体の HRP がへたってきたのかもしれません。

ありがとうございました。
たしかに一度反応をしたあとはへたってますよね。

(無題) 削除/引用
No.1602-6 - 2009/11/23 (月) 06:18:57 - Boston
かつて(10年以上前、ECL plus は存在していなかったかもしれません)、翌日に基質を加え直して、X 線フィルムで検出した記憶があります。シグナルはあきらかに弱っていました。2次抗体の HRP がへたってきたのかもしれません。

AP 発色による検出法はリアルタイムで分かって,シグナル強度を調節し易かったです。

(無題) 削除/引用
No.1602-5 - 2009/11/23 (月) 05:38:19 - おお
>[Re:4] toyoさんは書きました :
> 半減期は感度に拠らず一定なのではないでしょうか?
> (検出感度 = 検出下限ということでよろしいでしょうか?)

あ、そうか。1/2のシグナルですでに検出限界以下
かもしくはもう直線性が無いところになっているのかって思ったのです。
でもそんなんだったら多分気がつきますね。

> 基質があるうちは発光し続けることができるはずなので、試薬自体の半減期は(milliporeの言う通り)確かに60分前後かもしれません。しかしウェスタンの際にはいったん試薬を取り除きますから、

そうですね。それは大きいかもしれませんね。濾紙を下にひいて底に試薬を染込ませてとかだとバック上がるかなぁ、、、、、

> 別のトピックにもありましたが、検出試薬との反応の後に、茶色のバンドが
> 目で見えることがあります。茶色のバンドの濃さは化学発光のバンドの濃さと相関しているように思います。反応の副産物(終端産物?)ではないかと想像しているのですが、上述の理由で私は追いきれていません。

ECLplusの場合はその反応プロダクトについて彼らは説明を持っていたと思います。その反応プロダクトの性質から、感度は下がるけど蛍光でスキャンすることができると彼らは言っていたと思います。

> 1次抗体の反応はほぼ平衡状態まで達すると思っていますので、ノンスペの
> ほとんどないきれいな抗体なら、抗体の濃度とバンドの濃さはある程度よく
> 相関しているように思います。

それは私も期待するところですが、非常に強く染まる抗体でこんなに強いシグナルが出るならもっと薄めてもいいやと思って抗体濃度をさげたら全くシグナルが出なくなったことがあるんです、、、、、

> コストパフォーマンス的にも抗体を希釈した方が安く上がるのではないでしょうか?

それはそのとおりかもしれません。わたしは希釈倍率に限らず(余程濃い交代が必要でない限り)1回1ulっていう主義なので、、、、、薄いのうどになれば
バッファーが多く要ると言う事です(バッファーのコストで細かいことはいいませんけど)

> ECLなどの反応の素過程が詳しくわかっているなら、そのような調節の仕方を考えてもよいと思うのですが・・・個人的には、反応のバランスが変わってしまわないかどうか心配です。

たしかにそうですね。私も何が起こるかということで読めなかったところもありますのでここで皆さんの意見を聞いている次第です。

> 何かひとつでもまじめに測定しようと思うと大変ですよね・・・
> 長々と失礼いたしました。。。

細かく対応していただいてありがとうございました。

Re: (無題) 削除/引用
No.1602-4 - 2009/11/22 (日) 16:20:08 - toyo
>おおさん

>LASはどれを使ってますか?
LAS-4000(無印)です。
1コマ30秒 x 16コマ連続撮影して、発光のタイムコースを取りました。

>半減期が短く感じるのは検出感度の違いと考えられませんでしょうか?
半減期は感度に拠らず一定なのではないでしょうか?
(検出感度 = 検出下限ということでよろしいでしょうか?)

半減期の違いは測定方法によるのではないかと疑っています。
milliporeの比較実験(前述のURL参照)では、プレートリーダーを使って
発光を測定しているようです。
ウェスタンブロットでは発光試薬をある程度取り除いてからラップ等に
はさんで撮影すると思いますが、プレートのウェル内には発光試薬が残った
ままなのではないかと思います。
基質があるうちは発光し続けることができるはずなので、試薬自体の半減期は
(milliporeの言う通り)確かに60分前後かもしれません。
しかしウェスタンの際にはいったん試薬を取り除きますから、ウェスタンの際の
実際の半減期は、基質の枯渇などの要素を考慮する必要があると思っています。

ルミノール(+添加剤)とHRPによる反応のスキームはあまり論文が見つからず、
かなり複雑な機構(あるいは企業秘密)があるのかもと想像しております。
詳しい方がいらっしゃいましたら私も是非お話を伺ってみたいです。

別のトピックにもありましたが、検出試薬との反応の後に、茶色のバンドが
目で見えることがあります。
茶色のバンドの濃さは化学発光のバンドの濃さと相関しているように思います。
反応の副産物(終端産物?)ではないかと想像しているのですが、上述の理由で
私は追いきれていません。


>抗体の濃度を調整するのは確かに頭の隅にあったのですが、
>うまくコントロールできるかなぁって今思っているところです。
1次抗体の反応はほぼ平衡状態まで達すると思っていますので、ノンスペの
ほとんどないきれいな抗体なら、抗体の濃度とバンドの濃さはある程度よく
相関しているように思います。
コストパフォーマンス的にも抗体を希釈した方が安く上がるのではないでしょうか?

>例えばルミノール試薬を2倍に薄めて使うのとどっちが
>コントロールしやすいだろうかとか、、、
私自身は試したことがありませんので、他の方の回答を待ちたいと思います。
ECLなどの反応の素過程が詳しくわかっているなら、そのような調節の仕方を
考えてもよいと思うのですが・・・
個人的には、反応のバランスが変わってしまわないかどうか心配です。

何かひとつでもまじめに測定しようと思うと大変ですよね・・・
長々と失礼いたしました。。。

(無題) 削除/引用
No.1602-3 - 2009/11/22 (日) 09:13:15 - おお


>[Re:2] toyoさんは書きました :
> おおさんの求めているレスポンスからはずれているかもしれませんが、
> ウェスタンブロット関連のトピなのでレスさせていただきます。

ありがとうございます。いろいろな話が聞ける方が
私もうれしいので、たすかります。



> ただし、上記URLの図では半減期が60min程度に見えますが、実際にLASで発光を
> 経時的に測定したところ5min程度の半減期でしたので、あまり当てにならない
> かもしれません。

LASはどれを使ってますか?
半減期が短く感じるのは検出感度の違いと考えられませんで
しょうか?

> 本題からズレますが、他にもバンドが濃すぎるほうの抗体の希釈を調整したり、
> バンドが薄すぎるならばToyoboのCan get signalを利用するなどして、
> メンブレン上の発光強度をなるべく揃えるようにしています。

抗体の濃度を調整するのは確かに頭の隅に
あったのですが、うまくコントロールできるかなぁって
今思っているところです。そういう意味も含めて話題を
立ち上げています。

例えばルミノール試薬を2倍に薄めて使うのとどっちが
コントロールしやすいだろうかとか、、、

Re: HRP用ウエスタン検出キットの感度調整 削除/引用
No.1602-2 - 2009/11/21 (土) 19:01:30 - toyo
おおさんの求めているレスポンスからはずれているかもしれませんが、
ウェスタンブロット関連のトピなのでレスさせていただきます。

私のラボではMilliporeのImmobilon westernを常用しています。
http://www.millipore.com/immunodetection/id3/jpwb&country=jp&lang=ja
ECL plus相当の製品ですが、発光の持続時間が長いらしい(メーカー談)ので、
露光時間を振って、濃いバンドから薄いバンドまで撮影しています。
ただし、上記URLの図では半減期が60min程度に見えますが、実際にLASで発光を
経時的に測定したところ5min程度の半減期でしたので、あまり当てにならない
かもしれません。

本題からズレますが、他にもバンドが濃すぎるほうの抗体の希釈を調整したり、
バンドが薄すぎるならばToyoboのCan get signalを利用するなどして、
メンブレン上の発光強度をなるべく揃えるようにしています。

HRP用ウエスタン検出キットの感度調整 削除/引用
No.1602-1 - 2009/11/21 (土) 10:42:34 - おお
ウエスタンの感度はELCなど初期ルミノール試薬がでた
当初より格段に上がってきています。
ですが場合によっては感度がよすぎてコントロール
しないとバンドが強く出過ぎてしまうこともあります。

で高感度用のルミノール試薬と低感度用を併用したり
というのは一つの選択肢だと思いますが、そうすると
複数の試薬を買うことになってしまいます。

高感度用のものをうまく調整すればいいかもしれませんが、
もしそのような事を実際にやっている方があれば、
どこの試薬をつかってどの様に調整しているのか
教えてください。

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