証明不能な問題に、想像に想像を重ねるのは無駄といわれるかもしれませんが、こういう現象は結構興味があるので、、、
こういうコンフィギュレーションから
--loxP1-gene-loxP2-FRT1-neo-FRT2-loxP3--
こういうプロダクトを生じたということでしょうか。
--loxP-FRT-loxP3--
可能性のひとつとして、二重鎖切断後のギャップ修復が、sister-chromatid間での組換え修復で起こったというのはどうでしょう。
姉妹染色体A上で、FRTのつなぎ換えの失敗で二重鎖切断、末端の削れ込みでがギャップ(.....)がこんな風に生じて、
これがintactな姉妹染色体BのloxP2-FRT1領域を鋳型に組換え修復された。
A. --loxP1-....................-FRT2-loxP3--
B. --loxP1-gene-loxP2-FRT1-neo-FRT2-loxP3--
あるいはAではFRTのFlip-outは完了したところで、Bにgapが生じて、これがAのloxP2-FRT-loxP3領域を鋳型に組換え修復された。
A. -loxP1-gene-loxP2-FRT-loxP3--
B. -loxP1-..............-loxP3--
mutagenesisなんかしていると、予想外のコンフィギュレーションのプロダクトが出来てくることがよくありますが、
たいていは、二重鎖切断の修復エラーが原因(かどうかはわからないけれど、それ以外考えにくく、それで説明がつくものだ)だ思っています。 |
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