15-10KDa前後の蛋白質もときどきwestern で見ていますが、通常は特に乱れたことはありません。まっすぐのバンドになります。早く終わらせたくて電流値とかすこし高くしたりすることがありますが、ゲル板がちょっと普段より暖かく感じられるものの、結果は変化はないです。時間が短いので拡散が抑えられるためか、むしろ低分子量のバンドは締まる感じがします。ゲル濃度はどのくらいでしょうか。15%くらいがちょうどいいかなと思います。Triton XとかNP-40のような非イオン性界面活性剤や何か低分子量のきょう雑成分がサンプル中に多く存在するとフロントラインがすこしなんか変な感じになったことはあります。塩濃度も高いと裾広がりな感じになります。試料は何でしょうか。植物などだとそういった妨害成分を含んでいそうな気がします。TCA沈殿とアセトン洗浄してから沈殿した蛋白質をSDS bufferに溶かして電気泳動すれば、妨害成分は除去できる(あるいはかなり減らせる)と思いますので、そうしたものが原因ならばこうした前処理で改善が期待出来るように思います。 |
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