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蛍光プローブを用いた結合解析 トピック削除
No.1531-TOPIC - 2009/11/10 (火) 15:33:32 - A1

 こんにちは。ただいまあるタンパク質の相互作用を調べています。まず、一方のタンパク質Aを蛍光プローブのCy3でラベルして、もう1つのタンパク質Bをビーズに固定します。その後、それらをインキュベートし、ビーズの蛍光を蛍光顕微鏡で観察するという手法で調べています。
 その結果、ネガティブコントロールのタンパク質Bを固定していないビーズでは、蛍光が見られず、タンパク質Bを固定したビーズではちゃんと蛍光が見られました。しかし、問題はここからで、結合の特異性を調べるために、過剰量(100倍または1000倍)のラベルしていないタンパク質Aを反応液に加えたところ、通常、ラベルしたタンパク質としていないタンパク質は競合するので、ビーズの蛍光が見えなくなるはずなのですが、ビーズの蛍光が強くなるという変な結果になってしまいました。
 蛍光でラベルしたタンパク質の相互作用を蛍光顕微鏡でみるというこのような
方法は論文などでもたまにみかけるし、うちの研究室でも他のタンパク質の相互作用は検出できているので、方法自体には問題ないと思います。このように競合剤を加えて、蛍光が強くなるというのは一体どういうことなのでしょうか?全く説明が思い浮かばず、夜も眠れません。どなたかよろしくお願いします。
 
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(無題) 削除/引用
No.1531-4 - 2009/11/11 (水) 10:50:36 - A1
みなさんありがとうございます。

retro様

>タンパクAはホモオリゴマーを作ることが出来る。
なるほど、そういった考え方もできますね。今までのデータと照らし合わせて考えて見ます。気付きませんでした。ありがとうございます。ただ、2とか3量体とかいうレベルでは無い気がします。

>ラベルに使ったフリーのCY5がタンパク結合活性を持ったまま残っている。
これは、無いと思います。逆相HPLCで何度か精製しているし、他のタンパク質(リジンを含む)をビーズに固定した場合は結合が見られませんので。

>ラベルしていないタンパク質としてBSAなどを加えたコントロールはとっていますか?
BSAは0.1%の濃度で、ビーズに対する非特異の結合を防ぐためブロッキングの目的で加えています。


おお様

>タンパクAとBのレシオは計算に入れてますか?
retroさんの指摘にも関連しますが、1対2とか1対3とかではなく、1対10とかであるなら、話は一応合うのかもしれません。ただ、以前のデータと比較して考えないとそれが生理条件下で起こるかどうかというのは、すぐにはわかりません。よく考えて見ます。ご意見ありがとうございます。

(無題) 削除/引用
No.1531-3 - 2009/11/11 (水) 02:48:44 - おお
タンパクAとBのレシオは計算に入れてますか?

(無題) 削除/引用
No.1531-2 - 2009/11/10 (火) 18:12:06 - retro
タンパクAはホモオリゴマーを作ることが出来る。
ラベルに使ったフリーのCY5がタンパク結合活性を持ったまま残っている。

ラベルしていないタンパク質としてBSAなどを加えたコントロールはとっていますか?

蛍光プローブを用いた結合解析 削除/引用
No.1531-1 - 2009/11/10 (火) 15:33:32 - A1

 こんにちは。ただいまあるタンパク質の相互作用を調べています。まず、一方のタンパク質Aを蛍光プローブのCy3でラベルして、もう1つのタンパク質Bをビーズに固定します。その後、それらをインキュベートし、ビーズの蛍光を蛍光顕微鏡で観察するという手法で調べています。
 その結果、ネガティブコントロールのタンパク質Bを固定していないビーズでは、蛍光が見られず、タンパク質Bを固定したビーズではちゃんと蛍光が見られました。しかし、問題はここからで、結合の特異性を調べるために、過剰量(100倍または1000倍)のラベルしていないタンパク質Aを反応液に加えたところ、通常、ラベルしたタンパク質としていないタンパク質は競合するので、ビーズの蛍光が見えなくなるはずなのですが、ビーズの蛍光が強くなるという変な結果になってしまいました。
 蛍光でラベルしたタンパク質の相互作用を蛍光顕微鏡でみるというこのような
方法は論文などでもたまにみかけるし、うちの研究室でも他のタンパク質の相互作用は検出できているので、方法自体には問題ないと思います。このように競合剤を加えて、蛍光が強くなるというのは一体どういうことなのでしょうか?全く説明が思い浮かばず、夜も眠れません。どなたかよろしくお願いします。

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