同じディッシュで培養した細胞を二つにわけて、それぞれを遠心条件のみ異なる条件で得た画分を比べたということならば、遠心条件の違いに原因を求めることはできるとおもいます。でも、別々のプレパレーションの細胞での比較で、ということだといきなり遠心条件の違いを疑うのは順番からいってちょっと早急ではないかなと思いました。とくに細胞の状態(増殖状態とか、コンフレントになってからどのくらい培養したとか、そういった細かいこと)も細胞の壊れやすさとか、蛋白質の抽出効率とか、蛋白質の組成とかにも影響する可能性があるし、こういう条件を厳密にコントロールするのは現実には難しいから、パラメータによってはプレパレーションごとにばらつくことはあってもそれはおかしくないのではと思います。 |
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