>[Re:1] 12223さんは書きました :
> TNFで血管内皮細胞を刺激するとICAM1の発現が向上するというシグナル経路にp38が関与しているという論文が多数あるため、自分もそれを再現しようと考えました。
> 手始めにp38阻害剤で血管内皮細胞株を前処理してTNF刺激後にICAM1の発現をPCRで確認しました。
> しかし、阻害剤を加えた方が濃度依存的にICAM1の発現が向上するという結果になりました。
> こういった阻害剤を加えることで阻害されるはずのタンパクの発現が向上するというのはよくあることなのでしょうか?
> RNAレベルでこのような結果になった論文は見たことがありません。どなたかこれに関してご存知でしょうか。
> 宜しくお願いします。
論文と比較して全く同じ細胞、操作をしているかという
観点でよく分かりません。細胞はどこから取ったものか、
株化したものかなども影響するかもしれません。
一般的にいえることは細胞自体で結果が変わること
は珍しくないということです(スペシフィックな個々の
実験においてはげんきゅうできませんが)。
RTPCRのインターナルコントロールは論文と一緒でしょうか
インタナルコントロールが動いている可能性はないでしょうか?
p38の活性化は実際にその細胞で起きているでしょうか?
実験を詳細にチェックできませんが、発表されている
データーで再現性がとれない(とりにくい)データーは
確かにあります。あまり深みにはまらずストラテジーを
変えることも選択肢だったりします。 |
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