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ミトコンで過剰発現 トピック削除
No.1480-TOPIC - 2009/11/04 (水) 15:50:27 - あべちゃん
お世話になります。

ミトコンドリアにある蛋白質をexogenousに発現させました。
しかし、発現量が少なく(内在の10分の1未満)、もう少し増やしたいと考えました。
遺伝子導入はトランスフェクション、レトロウイルス感染で行いました。

そこで、ミトコンドリア標的シグナルを、目的蛋白質の物からCOXVIIのプレシーケンスにしたり、それを2つ重ねたりなど行いましたが、あまり発現量は改善しませんでした。

せめて、内在性と同じくらいの発現量がほしいと思っています。

何か、他にミトコンドリアで発現量を増やす為の工夫をなさった経験などありましたら、お教え願えませんでしょうか?
よろしくお願いします。
 
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(無題) 削除/引用
No.1480-48 - 2010/02/09 (火) 07:36:32 - Tb
> もう、ご覧になっていないかもしれませんが・・・自己レスします。

すいません、今になってあべちゃんさんのレスに気づきました。A,Bの遺伝子でUTRの関与が異なり、一般化はできないものの、Aのような場合もあるのだということはとてもおもしろいことだと思います。ご報告ありがとうございました。

(無題) 削除/引用
No.1480-47 - 2010/01/15 (金) 07:22:57 - おお
>[Re:46] あべちゃんさんは書きました :

いよいよ投稿ですね。パブリッシュ。

(無題) 解決済み 削除/引用
No.1480-46 - 2010/01/15 (金) 07:08:11 - あべちゃん
>[Re:36] Tbさんは書きました :
> ミトコンドリアタンパクにまま起こる性質だとするとmRNAの安定性の話ではないかも知れませんね。私のやつは結局投げ出したというか横に置いたままなのですが、内在性のがそれなりにでているのなら、その内在性のプロモーターが余程に強いか、あるいは5'-,3'-UTRにCOSからくるmRNAの不安定性を打ち消す安定化配列でもあるのか?、などと考えたりしてたので、もし全長mRNAで試されることがあればまたお話を聞かせてください。

もう、ご覧になっていないかもしれませんが・・・自己レスします。

私は複数のミトコンドリア局在遺伝子(核にコード)をexogenousに発現させていました。しかし、転写はされているのですが蛋白質量として内在性の量と比較すると1オーダー以上少ないという現象に合いました。

この掲示板で色々お世話になり、mRNAのUTRが大切なのでは?という考えに至り、2種類の遺伝子についてORFだけでなくUTRを含めたカセットを発現ベクターに挿入して、遺伝子導入しました。

結果
遺伝子A:大幅な改善。内在性の発現量に比べ顕著に増加。
遺伝子B:全く変化なし。依然と同様、内在性量より1オーダー以上少ない量しか認められず。

ケースバイケースと言ってしまうとそれまでなのですが、A,B遺伝子には下記の違いがあり、個人的には、そこも関係するのかなぁと想像しました。

遺伝子AのN末にあるミトコン・ターゲットシグナルは異常に短い。一方で、遺伝子BのN末にあるミトコン・ターゲットシグナルは80aaほどあり長い。

ミトコン局在蛋白質にはターゲットシグナルが無いものもあるので、こういったMTSの寄与が少ない遺伝子は、UTRなど他の要因によってミトコンに局在するメカニズムの貢献度が高い。

結局、発現量が上がってこない遺伝子Bについてはよくわかりません。

(無題) 削除/引用
No.1480-45 - 2009/11/07 (土) 10:34:21 - あべちゃん
>[Re:44] おおさんは書きました :
> なんかへこむなぁ、、、、

私はいつもレスを頂いて本当に感謝しています。
おおさんの時間が許せば、今後ともよろしくお願いします。

(無題) 削除/引用
No.1480-44 - 2009/11/07 (土) 07:25:57 - おお
>[Re:29] ?さんは書きました :

>
> おおさまのように、よく知らないことについて想像することは
> 意味がないと思います。
>
> 考えている(つもりと思う)というあなた方の方が偉いとでも言いたいのでしょうか?
> いちいち良くわからないレスはいりません。
>
> pさんもおっしゃいましたが、新参な人が邪魔をするべきではなかったですね。

なんかへこむなぁ、、、、

(無題) 削除/引用
No.1480-43 - 2009/11/06 (金) 13:49:59 - あべちゃん
?さん、
ずっとつきあって下さり、ありがとうございます。

自分の納得の為、UTRを含めたcDNAを持つベクターを作りたいと思います。
結果がわかり次第、また書き込もうと思います。もしよろしければ、また、コメント頂ければありがたく思います。
駄目な時は、過剰発現実験は避けて、仕事を仕上げます。

ありがとうございました。

(無題) 削除/引用
No.1480-42 - 2009/11/06 (金) 13:12:07 - ?
mRNAの安定化に関するポリA云々は知っています。ご指摘の話も知っています。
そうでなくて、ここでは発現ベクターに入れている遺伝子の話をしていたつもりです。
要するに、ORFだけを発現ベクター等に入れている場合の話です。

凌駕という言葉について、あまり大きく書きすぎましたが

>細胞質と核局在蛋白質においては、少なくともendoの数倍の発現を得ていました。

私も数倍から10倍くらいのものも得たりしています。
このように過剰発現系では発現するものはものすごく発現するのを知っているので、

もし他のものと同じように、ミトコン局在タンパク質のmRNAもちゃんとできている
(つまり数倍のmRNAができている、遺伝子導入がうまくいっている)のであれば
今回のケースで言うと発現するタンパク質は十分の一ですから、
このmRNAの安定性や翻訳の効率は数十〜百分の一低いということになると想像するわけです。
(これって低すぎないかって私は思う)

で、このmRNAのUTRとか入れることで、入れないときと比べて数十倍(下手すれば百倍)の効率をたたき出すことでできるのか?

数倍のmRNAができている、遺伝子導入がうまくいっていると考えるのであれば、
1/10以上は発現してもいいのではと思う次第なので凌駕と書きました。

つまり、前レスの経験談で語った通り、発現自体がうまくいかないものなのではと思ったのであります。

(無題) 削除/引用
No.1480-41 - 2009/11/06 (金) 12:32:44 - あべちゃん
>[Re:39] ?さんは書きました :
> 追い打ちをかけるようですが、
> 数十以上100未満くらいの遺伝子を導入してきて、
> トランスフェクション試薬、アデノ、レンチ、
> (関係無いけどタンパク質導入)などやってきた者としての経験的な感覚的なことで。
経験豊富な方のお話を聞けて、うれしいです。やはり、掲示板というのは、多くの方の意見を聞くことができるので、すばらしい。

> 私にしてみたら、何の発現系にしても
> 発現するものは簡単にものすごく発現するし
> 発現しないものはどうやっても発現しない
> と感じています。理由はわかりません。
私も100には及ばないですがかなり遺伝子発現させてきました。今まで、とても幸いだったのか、細胞質と核局在蛋白質においては、少なくともendoの数倍の発現を得ていました。今回初めてであった問題だったので、それがたまたまミトコン局在蛋白質だったので、じたばたしている次第です。

> それで、何かをいじれば(劇的に)発現するようになるという発想は
> これまで時間の無駄であることが多かったです。
困難そうですね。私も自分を納得させる為、全長cDNA放り込んで駄目だったら、気にはなりますが、方針転換しようと思いました。

> ということは、翻訳されたタンパク質ははきちんミトコンにといくということですよね。
> それか、細胞質にあるのは優先的に壊れるか。そういうそぶりはないのでしょう(ウエスタンとかで)、きっと。

少し前にも書きましたが、実は、MG132とかやってないんです。


> 仮に、mRNAがミトコンドリア付近に行かないと効率的に翻訳されないと考えるとしたら、
> 私は疑問です。だって、効率を考えるよりも遥かに多くのmRNAがあってもいいのではないでしょうか?過剰発現系って。
> なので、通常はミトコン付近にないと効率悪いけど、それを凌駕する過剰発現があってもいいのでは?

でも、凌駕できるかどうかっていうところは、弱いですね。議論しにくいです。


> もしかしてmRNAの安定性を考えるかもしれませんが、安定性っていうのもそんなに不安定なmRNAってURLが含まれないものにあるのでしょうか?

ありますよ。ポリAが長くなるようなAREがあって、ポリAが長いとそのmRNAは安定化します。なのでその領域を欠失したORFは、endoに比べて不安定化し得ます。

> もしあったとしても、過剰発現系ですから、壊れては作られるんじゃないですか?
凌駕できるかどうかは、議論が難しいです。

> 後は翻訳してミトコンドリアに局在しないタンンパク質は不安定とか、過剰に発現させて分解されていればわかりますよね?(これはないんでしょう、ウエスタンとかで)
ウエスタンに限っていえば、分解されている雰囲気はないです。

> とか、難しく考えない私は「過剰に発現できていれば」というというところに引っかかります。
> 何かしらないけど、発現しないものじゃないかなぁと。
おもしろそうではありますが、発現にあまり重きを置けないので、わたしも?さんのように、そんなものなのかなぁと思います。
でも、折角だから、その当たりのことを今度、ラボの論文紹介などでやってみようとおもっいました。

(無題) 削除/引用
No.1480-40 - 2009/11/06 (金) 12:08:52 - あべちゃん
>[Re:38] Tbさんは書きました :
> > JM109、試す価値有りですね
>
> 補足です。これも言い切る自信はないのですが、JM109だとpMXs, pMCsをtrnasformationした場合、出てくるコロニー数がカタログスペックのtransformation efficiencyよりかなり悪くなります。もしJM109を試される場合は、その点をご留意ください。(コンピを買われる場合はいいものを)

ありがとうございます。考慮します。

(無題) 削除/引用
No.1480-39 - 2009/11/06 (金) 11:35:57 - ?
追い打ちをかけるようですが、
数十以上100未満くらいの遺伝子を導入してきて、
トランスフェクション試薬、アデノ、レンチ、
(関係無いけどタンパク質導入)などやってきた者としての経験的な感覚的なことで。

私にしてみたら、何の発現系にしても
発現するものは簡単にものすごく発現するし
発現しないものはどうやっても発現しない
と感じています。理由はわかりません。

それで、何かをいじれば(劇的に)発現するようになるという発想は
これまで時間の無駄であることが多かったです。
逆に、どんなタンパク質であれ、何かをやったら10倍以上変化したということを
経験された方の実体験を聞きたいくらいです。
まぁ、ほとんどのことは私はやったことがあると自負しますが。

むしろ、私にしてみれば、1/10でも発現しているのは、良いことだと思います。

あまり経験がと押し付けてもあれなんで、私が思うもう無理じゃないかと思うところは、
少ないながらもちゃんとミトコンドリアにだけ(細胞質にはない)発現しているというところです。

ということは、翻訳されたタンパク質ははきちんミトコンにといくということですよね。
それか、細胞質にあるのは優先的に壊れるか。そういうそぶりはないのでしょう(ウエスタンとかで)、きっと。

だったら、翻訳前(mRNAの安定性)と翻訳中に何かが起こっているということになりませんか?

仮に、mRNAがミトコンドリア付近に行かないと効率的に翻訳されないと考えるとしたら、
私は疑問です。だって、効率を考えるよりも遥かに多くのmRNAがあってもいいのではないでしょうか?過剰発現系って。
なので、通常はミトコン付近にないと効率悪いけど、それを凌駕する過剰発現があってもいいのでは?

もしかしてmRNAの安定性を考えるかもしれませんが、安定性っていうのもそんなに不安定なmRNAってURLが含まれないものにあるのでしょうか?ORFにも安定性を受け持つものってありましたっけ?
もしあったとしても、過剰発現系ですから、壊れては作られるんじゃないですか?

そして、翻訳中について、翻訳はミトコンドリア内ではなく普通のリボソームが行っていると考えられるのでしょう?ミトコンドリア付近で翻訳されないと翻訳って途中で止まるんですか?
普通のリボソームにそういう機構があるのでしょうか?またはそのタンパク質の配列に。

としたら、1/10のタンパク質はそれをすり抜けたタンパク質であると考えるのでしょうか?
これには理由はないですが、なんとなく違う気が・・・

後は翻訳してミトコンドリアに局在しないタンンパク質は不安定とか、過剰に発現させて分解されていればわかりますよね?(これはないんでしょう、ウエスタンとかで)

とか、難しく考えない私は「過剰に発現できていれば」というというところに引っかかります。
何かしらないけど、発現しないものじゃないかなぁと。

なので、上述のとおり、これはこれでしょうがないと思う次第です。

(無題) 削除/引用
No.1480-38 - 2009/11/06 (金) 11:31:50 - Tb
> JM109、試す価値有りですね

補足です。これも言い切る自信はないのですが、JM109だとpMXs, pMCsをtrnasformationした場合、出てくるコロニー数がカタログスペックのtransformation efficiencyよりかなり悪くなります。もしJM109を試される場合は、その点をご留意ください。(コンピを買われる場合はいいものを)

(無題) 削除/引用
No.1480-37 - 2009/11/06 (金) 11:07:00 - あべちゃん
>[Re:36] Tbさんは書きました :
> あべちゃんさん、
> ミトコンドリアタンパクにまま起こる性質だとするとmRNAの安定性の話ではないかも知れませんね。私のやつは結局投げ出したというか横に置いたままなのですが、内在性のがそれなりにでているのなら、その内在性のプロモーターが余程に強いか、あるいは5'-,3'-UTRにCOSからくるmRNAの不安定性を打ち消す安定化配列でもあるのか?、などと考えたりしてたので、もし全長mRNAで試されることがあればまたお話を聞かせてください。

全長、取れるかわかりませんができるだけ全長に近い物は必ず取ってけりをつけようと思います。そのときにまた、自己レスさせて頂きます。


> 私の経験論で言い切る自信がないのですが、pMXs、pMCsは大腸菌との相性があるようです。DH5αだとミニプレップは問題ないのですが、ラージプレップの時プラスミドがほとんどとれなかったことがまま起こりました。でもJM109に変えたら素直なhigh copy plasmidとして振る舞ってくれましたので、いまはJM109でやってます。

貴重な情報、頂きましてありがとうございます。私は、XL-1blueです。あまり多く回収できないといっていたラボもDH5alphaです。JM109、試す価値有りですね。当面、IRES使う予定無いのですが・・・ありがとうございます。

(無題) 削除/引用
No.1480-36 - 2009/11/06 (金) 11:00:08 - Tb
あべちゃんさん、

ミトコンドリアタンパクにまま起こる性質だとするとmRNAの安定性の話ではないかも知れませんね。私のやつは結局投げ出したというか横に置いたままなのですが、内在性のがそれなりにでているのなら、その内在性のプロモーターが余程に強いか、あるいは5'-,3'-UTRにCOSからくるmRNAの不安定性を打ち消す安定化配列でもあるのか?、などと考えたりしてたので、もし全長mRNAで試されることがあればまたお話を聞かせてください。

> IRESの含まれていないpMXs.puroを使用していました。pMXs-IG (IRES-GFP)はプラスミド精製してもなぜか収量が少ないです。恵与頂いた先生の所でも、そのようなのですが、これは一般的なことなんですかね?トピとは逸れてしまいますが。

私の経験論で言い切る自信がないのですが、pMXs、pMCsは大腸菌との相性があるようです。DH5αだとミニプレップは問題ないのですが、ラージプレップの時プラスミドがほとんどとれなかったことがまま起こりました。でもJM109に変えたら素直なhigh copy plasmidとして振る舞ってくれましたので、いまはJM109でやってます。


> 私の解釈では、最初のバージョンがpMXで、このベクターには元ウイルスの蛋白質をコードする開始コドンが残っていて、意図せず違う蛋白質を発言してしまう問題があり、それをつぶす為に改良したバージョンがpMXsだという説明をうけました。しかし、北村先生から直接伺ったわけではないので、不確かです。

そうだったのですか。私も不勉強でした。汗っ。

(無題) 削除/引用
No.1480-35 - 2009/11/06 (金) 10:41:07 - あべちゃん
>[Re:33] 千夏さんは書きました :
> レトロもつかってましたし、死んでいれば気づきますよね・・ transient transfectionなら気付かないかもしれません。そしてlysateは全体の平均値なので必ずしも内在性蛋白質の量と同程度くらいの発現細胞が得られるとも限りませんが、数秒のendogenousに対して30分以上かけてのexogenousだと10%っていうか発現してないに等しくないかな???

千夏さん、たびたび、ありがとうございます。
まぁ、ほぼ皆無ですね。

>
> 確かにミトコンとrERは電顕的にかなり近傍にあって翻訳>移行がスムーズに行われるよう工夫しているんだなぁという印象があります。おおさんが言っていたERでのpresequenceのシステムはミトコンではちょと違うかもです。presequenceをもつミトコンタンパクの場合(もっていなくてもですが)、ERとちがって一度ほどかれてpresequence介してTOM20経由ではいる(presequenceがない場合はTOM70経由と想定されているかと思います。なのでその説にはずれない限りはpresequenceで翻訳が止まっているってことはないかもです。
>
> レスみながら考えたことはpresequenceとそこが証明されているのであれば思い切ってそこを抜かしたヤツで発現確認できるかどうかしてみてはどうでしょ?? あとN末、C末のdeletion mutant。exogenousってのは強制発現系なので、これが発現しないってことは、細胞が死んでいない限りは分解されている可能性を(その他もろもろ問題ないとすれば)考えたほうがいいかもdす。ちなみになんで??って思うかもしれませんが、EbselenのようなROS消去剤をtransfection 6hからいれてみたらいいかもしれません。何かおもしろい結果がでるかもしれませんよ!!
>
>
千夏さんのおかげで、ミトコンドリア局在蛋白質の色々な可能性について広く知ることができました。ありがとうございます。
行間を読み切れなかったのですが、ROS消去剤で細胞死を防げるということでしょうか。
なんにしましても、雇われ研究者としてはミトコン蛋白質の輸送に関する研究としておもしろそうですが、現テーマで突っ込むのが難しいそうです。

前の書き込みに重複しますが、できるだけ全長のmRNAを発現させ、それでも発現量が変わらないなら、方針転換という考えになってきました。

(無題) 削除/引用
No.1480-34 - 2009/11/06 (金) 10:31:22 - あべちゃん
>[Re:25] おおさんは書きました :
> 例えばERにターゲッティングされるタンパクのかなりはリボソームで
> 翻訳が開始された直後、シグナルペプチドが合成された時点で
> いったん停止するようです。そのあとSRPがシグナルペプチド
> を認識しER表面にリクルートされ、合成が再開されるようです。
>
> なのでSRPの認識なしではいくらサイトゾルにたくさんmRNAがあっても
> 合成が終結しませんのでサイトゾルではその手のERタンパク質(膜たんぱく質)
> はサイトゾルでは合成されないという解釈になります。
>
> ミトコンドリアはERでないのでおんなじかどうか分からないと指摘されると
> 反論すべく直接的実験事実はないか、存じ上げていません。
> しかしながら、ミトコンドリアタンパク質(核にコードされている)の合成、膜通過の機構は類似点が可也あるようです。

これをきいても、なんか、深みにはまっている気がしてきました。
おおさんや、?さんもおっしゃるように、方針を決定する時期だと思います。

なるべく全長mRNAが転写されるようなベクターで、発現させてみて、それが駄目なら、「手を引く」というのがベターなのかなぁ。

(無題) 削除/引用
No.1480-33 - 2009/11/06 (金) 10:27:26 - 千夏
正直、こんな難問だとは思いませんでしたww

>生理的機能が細胞にtoxicに働いた結果であるならば、少なくとも内在性蛋白質の量と同程度くらいの発現細胞が得られても良いのではないか?

レトロもつかってましたし、死んでいれば気づきますよね・・ transient transfectionなら気付かないかもしれません。そしてlysateは全体の平均値なので必ずしも内在性蛋白質の量と同程度くらいの発現細胞が得られるとも限りませんが、数秒のendogenousに対して30分以上かけてのexogenousだと10%っていうか発現してないに等しくないかな???

確かにミトコンとrERは電顕的にかなり近傍にあって翻訳>移行がスムーズに行われるよう工夫しているんだなぁという印象があります。おおさんが言っていたERでのpresequenceのシステムはミトコンではちょと違うかもです。presequenceをもつミトコンタンパクの場合(もっていなくてもですが)、ERとちがって一度ほどかれてpresequence介してTOM20経由ではいる(presequenceがない場合はTOM70経由と想定されているかと思います。なのでその説にはずれない限りはpresequenceで翻訳が止まっているってことはないかもです。

レスみながら考えたことはpresequenceとそこが証明されているのであれば思い切ってそこを抜かしたヤツで発現確認できるかどうかしてみてはどうでしょ?? あとN末、C末のdeletion mutant。exogenousってのは強制発現系なので、これが発現しないってことは、細胞が死んでいない限りは分解されている可能性を(その他もろもろ問題ないとすれば)考えたほうがいいかもdす。ちなみになんで??って思うかもしれませんが、EbselenのようなROS消去剤をtransfection 6hからいれてみたらいいかもしれません。何かおもしろい結果がでるかもしれませんよ!!

(無題) 削除/引用
No.1480-32 - 2009/11/06 (金) 10:26:36 - あべちゃん
>[Re:24] おおさんは書きました :
> ここは思い切ってリコンビナントを合成してタンパクを
> トランスフェクションするというのをやってみればどうでしょうか
> と無責任なことをいってみる(ターゲットシーケンスはつけて
> 合成する必要がありますが)。

おおさん、いつもありがとうございます。

実は、身近な方で、色々な合成蛋白質(ミトコン局在)をガンガン、ミトコンドリアフラクションへ放り込んで、ミトコンドリアへの輸送のされ方を調べていた人がいます。
その方の話では、ある特定の蛋白質はちゃんとプレシーケンスが付いているにも関わらず、どうしてもミトコンドリアへ入る量が不十分だったという、貴重なご意見でした。

既に標的蛋白質の大腸菌による発現系、精製法は固まっているので、おおさんのおっしゃるように放り込むことも、可能性として視野に入れようと思います。

(無題) 削除/引用
No.1480-31 - 2009/11/06 (金) 10:16:58 - あべちゃん
>[Re:28] Tbさんは書きました :
> >[Re:22] あべちゃんさんは書きました :
> > ベクターは東大の北村先生から頂いたpMXを使っていましたが、
>
> pMXsはIRES-GFPが入っているものでしょうか?もしそうなら、GFPの強度は空の場合、あるいはほかの遺伝子を入れた場合と比べて問題ありませんでしたか?ベクターに組み込む配列によりGFPの強度に多少の強弱があることは経験しておられると思いますが、時に異常に(通常の数十分の一)にしかならないことを私は経験したことがあります。CDSにmRNAを不安定化する配列があるとしか思えないくらいに。あべちゃんさんのケースがこの場合に当てはまるのかどうか聞いてみたく思いました。

Tbさん、ありがとうございます。

IRESの含まれていないpMXs.puroを使用していました。pMXs-IG (IRES-GFP)はプラスミド精製してもなぜか収量が少ないです。恵与頂いた先生の所でも、そのようなのですが、これは一般的なことなんですかね?トピとは逸れてしまいますが。

>
> ちなみに、北村先生のベクターはpMXではなくて、“pMXs”です。実は私自身、北村先生にpMXと言って(書いて)しまい、「もしかしてそれはpMXsのことを指しているのですか?」とチックとやられたことがあります。

私の解釈では、最初のバージョンがpMXで、このベクターには元ウイルスの蛋白質をコードする開始コドンが残っていて、意図せず違う蛋白質を発言してしまう問題があり、それをつぶす為に改良したバージョンがpMXsだという説明をうけました。しかし、北村先生から直接伺ったわけではないので、不確かです。
ご経験、きかせて頂きまして、ありがとございます。

(無題) 削除/引用
No.1480-30 - 2009/11/06 (金) 10:12:02 - あべちゃん
>[Re:26] ?さんは書きました :
> 一応、突っ込みます。
> exogenousなやつを認識させるとき使う抗体は、かなり使えると確認済みですよね。
> 違う抗体の横の比較はあてにならないですよね。
ノンスペが全くなく、予想サイズに1本のバンドが検出され、wheat germ in vitro translationで作製したフラクションでも同じサイズに検出されます。
また、大腸菌に発現させたHisタグ付き蛋白質においても、およそHisを付加した程度のシフト位置に1本バンドが検出される抗体です。
ペプチドシーケンスはしていません。

> あと、確かに想像することは大事ですが、研究には時間も限られています。
> ネットで想像し合っている時間があることがうらやましいですが、
> あーだこーだ言うよりもスパッと方針を変えることが重要なときもあります。
発現量が低いという問題は、夏頃から詰まっていて、別の必要な実験をしながら、コンストラクションをやり直し、手を替え品を替え、していました。
それで、そろそろ、引くのか、突っ込むのかの検討を込めて、色々な方の意見を求めた次第でした。

結果、色々な意見が聞けて有意義でした。
どう判断するかは、シャペロン、UTR、翻訳の場などといったキーワードでもう少し検討してから、決めようと思います。

> 頑張ってください。
ありがとうございます。

(無題) 削除/引用
No.1480-29 - 2009/11/06 (金) 09:50:35 - ?
>ミトコンドリアのばあいは、よく分からないのですが1度ミトコンドリア
近傍かミトコンドリア膜のサイトゾル側でリボソームが集まってそこで
ミトコンドリアの(核でコードされる)タンパクを合成して、ミトコンドリア
へのトランスポートと翻訳がカップリングしているような図をみたことが
ありますので、UTRにそのカップリングしているシステムに移行するような
シスエレメントがあるのではと想像いたしました。

おおさまのように、よく知らないことについて想像することは
意味がないと思います。

考えている(つもりと思う)というあなた方の方が偉いとでも言いたいのでしょうか?
いちいち良くわからないレスはいりません。

pさんもおっしゃいましたが、新参な人が邪魔をするべきではなかったですね。

48件 ( 1 〜 20 )  前 |  1/ 1. 2. 3. /3


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