あるタンパク質(仮にA)のモノクロ抗体をある会社から購入致しました。
目的の臓器を用いたWBにおいて予想されるサイズにシングルバンドで確認できました。
しかし念のためGFP-Aまたはそのファミリー分子であるGFP-B(50%程度相同、ただし数カ所完全に一致する領域あり、分子量ほぼ同一)を強制発現した培養細胞の抽出液をその抗体でWBした所、双方同程度認識されてしまいました。
つまりこの抗体は恐らくその保存されている領域を認識する抗体で、他のファミリー分子も認識してしまうと考えられます。
現在、メーカー側に問い合わせている所です(あまり反応が芳しくないのですが、、)。
質問は、もし仮に自分が被害者?というか論文がpublishされた後、使用した抗体が後々になって実は怪しい、もしくは完全にクロとなってしまった時の対処法です。
幸い今回はその前に自分で気付けた訳ですが、
現実問題、抗体の検定をするにしても限界があるように思えますし、今回の様な事例は実は比較的頻繁に起こっているのでないかと思ってしまうんです。
しかしそのような実体験を周りから聞いた事はありません。
またそもそもメーカー側はこういった情報を開示するものなのでしょうか?
それとも気がついたらその抗体が発売中止になってる、みたいな扱いになるのでしょうか?
今回この抗体を選んだ理由は他のグループによって使用実績がある、
またメーカー側のデータシートにもWBの結果が記載されている、
わざわざデータシートにファミリー分子とcross-reactしないとの記載がある(データはなし)、
という理由から自信をもって選んだのですが、、にもかかわらず、、、
質問が曖昧だとは思いますが、皆様の御意見、経験談等頂けると幸いです。 |
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