泡はゲルカセットを斜めにすればたいてい横から出ます。特に大きな気泡は出やすいです。電気泳動前に確認して、必要に応じてこのようにして除いて下さい。小さい泡(直径1mmくらいのやつ)は泳動には影響しません(というかいままで影響したことないです)ので(あまりたくさんでない限りは)ほっといて泳動しても全然平気です。
質問のようなトラブルは泡が原因ではないようにおもいます。SDS-PAGEの場合、多少pHやゲル組成がズレていても、手技的にあるていどいい加減にやっても、一応普通にできると思いますので、お話から察するにはなにか根本的な部分で大きな誤りか問題があるような気がします。濃縮ゲルと分離ゲルを作る時、pH6.8 bufferとpH8.8 bufferを間違えて逆に使ってるとか表示間違えてるとか。(この場合、分離ゲルに入っても有色マーカーがなかなか分かれない。)とか、10x running bufferを1x running bufferと思って使ってるとかその逆とか。 あとかなり古いSDSをよそで借りてきて使ったときパタンがスメアになったことがあります。考えているよりも、実験のない暇な時にでもストック試薬を一度全て作り直してみるのが早いかもしれません。
時間がもったいないので、レディメイドのゲルとbufferで済ましてとりあえず先に進めるのもまた賢明な選択と思います。(今はそんなに高くないと思うので。) |
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