taka様
お返事ありがとうございます。
P2相当のレンチウイルスベクターは修飾遺伝子が取り除かれていると記憶していますので、vifを持ち込めないベクターですよね。
そのようなベクターで遺伝子導入がそこそこ成立する細胞はvif非要求性の細胞で、APOBEC3の発現がない。
一方、vif要求性の細胞ではvif(-)ウイルスベクターの感染は困難で、そういう細胞ではAPOBEC3の発現がある。
大雑把にそういう理解でよろしいでしょうか。
と言うことは、APOBEC3による変異導入を気にするべきかどうかは感染させる細胞によって決まることであり、容易に感染実験が成立する細胞ではあまり気にする必要は無く、感染が困難な細胞に出会ったときは気にしたほうがよいのかもしれませんね。
二者間の線引きにあいまいさが残りますが、その判断は実験者にゆだねられることなのかもしれません。 |
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