まず、当方では基本的には透明体を除去した状態でやっています。
それと、最後にカバーグラスで封入してしまうなら、プレパラートを作成した時点で胚の本来の形を維持することはできず、ガラスで押しつぶされた状態になっています。
なので、mounting mediumで変形するのを気にしてもいいですが、ガラスで押しつぶされることも気にしておくべきです。
Prolong goldやvectashieldなどの封入剤は80%程度のGlycerolが入っています。
そのせいで、Blastocystなどはいきなり封入剤にいれると形がヘシャゲてしまいます。
なので、10%, 20, 40, 60, 80 % Glycerolなどのdropで各15分くらいincubateしてやると、
最後のmounting mediumで形が変形することはありません。
この際、温めたドロップ(42℃)を使う方が、粘土が小さくなって変形がすくなくなります。
ちなみに当方では、プレパラートは作成せずに、mounting mediumのdropの中に胚を入れてそのまま3Dを維持した状態で検鏡しています。 |
|