Bio Technical フォーラム

  • バイオ関連の実験をする上での、試薬、機器、プロトコールなどの情報交換の場です。
  • 質問に対して解答できる方は是非、書き込んで下さい。
  • このフォーラムにふさわしくないと管理人が判断した投稿は予告なく削除します。

トピック一覧 | 研究留学ネットに戻る

最新のフォーラム | このフォーラム | ひとつ前のフォーラム(readのみ)

このスレッドをはてなブックマークに追加このスレッドをはてなブックマークに追加

miRNAの機能解析 トピック削除
No.1420-TOPIC - 2009/10/27 (火) 14:49:48 - みみっく
ど素人なので教えてください。

miRNAを研究するにあたって、miRNAの導入(in vivo、in vitro)を考えた場合(細胞内で発現させるのではなく、直接の導入という意味です)、よくアニーリングしやすくするために配列を100%マッチにしたり、化学修飾するなどした擬似miRNAが用いられているようですが、皆さんはこのことに関してどのような見解をお持ちでしょうか?本当に正しいmiRNAの機能が見られると思って間違いないのでしょうか?

また、miRNAによっては1本鎖で機能しているものもあるようですが、必ずアニーリングしている必要はあるのでしょうか?
 
- このトピックにメッセージを投稿する -



10件 ( 1 〜 10 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.1420-12 - 2010/03/24 (水) 15:19:07 - けい
>みみっく様

もしまだこちらを見ていらっしゃいましたら、2社のmiRNAに関してもう少し情報を教えていただけないでしょうか?よろしくお願いします。

(無題) 削除/引用
No.1420-10 - 2009/10/30 (金) 17:13:30 - みみっく
そばさま

詳しいご説明ありがとうございます。
自分の中で少し整理されてきました。

もちろん、業者には問い合わせています。
私は、2社のmiRNAを試してみたのですが(もちろん同じ因子)、全く違う表現形が出ていたので、アニーリング度を調べてみたところ、2つの間で全然異なっていました。一方の業者に、アニーリングしていない可能性を指摘したところ、そのmiRNA(内在性の)は生体内において1本鎖で機能しているものだろうと説明されたので、本当だろうかと疑問に思ってました。私も2本鎖でなくては機能しないだろうと認識していたためです。

やはりこの業者の説明は正しくないと考えてよさそうですね。

ありがとうございました。

(無題) 削除/引用
No.1420-9 - 2009/10/30 (金) 01:38:49 - そば
あ、ちなみにmiRNAは生物種によっても結構違うところがあります。
先ほどの文章は哺乳動物細胞系を想定して書いていますので、よろしくお願いします。

(無題) 削除/引用
No.1420-8 - 2009/10/30 (金) 01:28:21 - そば
miRNAを導入するのにsiRNAを使っても問題無しとされているのは、siRNAがmiRNAとして機能することが知られているからです(PMID:12600936)。ちなみにmiRNAがsiRNAとして機能することも可能です。

そういう知見などからも、siRNAを含むタンパク質複合体であるRISCと、miRNAを含むタンパク質複合体であるmiRNPは、そのコアとなるタンパク質に共通の因子が含まれていると考えられています。そのため、miRNAの過剰発現系としてsiRNAを導入する方法を用いても特に問題は生じないだろうと考えられます。

>miRNAによっては1本鎖で機能しているものもあるようですが
最終的な成熟型miRNAはmiRNPの中で一本鎖として存在し機能しますが、miRNPに取り込まれる段階では二本鎖である必要があると考えられています。
そのため100%マッチにしたとしても、miRNP内に正しい方の鎖が一本鎖として残るのであれば、miRNAとして機能させる分には大きな問題にはならないと判断出来ると思います。
化学修飾は微妙・・・ 内在性のmiRNAは5'末端リン酸化されているので、5'末端リン酸化はOKだと思いますが、それ以外はちょっと・・・・

>ループ構造や非アニーリング領域がその機能を果たすのに重要であるとされていますよね
ん〜? 機能を果たすのに重要とまで示した論文があったかな・・・? 似た主張の論文はあるけど、miRNAの生成(成熟)に重要と思っておいた方が無難な気がします・・・。

>本当に正しいmiRNAの機能が見られると思って間違いないのでしょうか?
それを確認するのは自分です。
一般的なタンパクの実験でもそうですが、過剰発現と発現抑制を組み合わせたりすることで「多角的に”確からしい”ことを証明」しますよね。
miRNAの実験だからと言って、特殊なことは何もありません。


>ど素人なので教えてください。
この掲示板には知識も無いのに怪しい情報をたれ流す人がいるようなので、まずは自分で勉強してある程度の知識を身に付けてからの方が良いかと。それに本来は「情報交換のための場」と書いてありますしね。
このトピックにあるような質問なら、メーカーに直接尋ねれば答えてくれると思いますよ。

(無題) 削除/引用
No.1420-7 - 2009/10/29 (木) 19:32:05 - みみっく
確かmiRNAのインヒビターとして販売されている核酸は、アニーリング度を高めるために、O-メチル化されていたような気がします。

(無題) 削除/引用
No.1420-5 - 2009/10/29 (木) 01:38:58 - おお
>[Re:4] みみっくさんは書きました :
ひとつおもいだしたのですが、
piwiに結合するRNAをマスで解析するとO-メチル化されていた
という解析結果が報告されてたと思います。

(無題) 削除/引用
No.1420-4 - 2009/10/28 (水) 09:20:20 - みみっく
情報ありがとうございます。

まだ私の勉強不足でしっかりとsiRNAとmiRNAのメカニズムの違いを整理できていないのですが、miRNAは、ループ構造や非アニーリング領域がその機能を果たすのに重要であるとされていますよね。それなのに、販売されているmiRNAの殆どは、塩基自体を変えて100%マッチにしてしまっていたり、化学修飾したりとそんなことで本当にその機能が反映されているのか疑問に思ったのです。siRNAはノックダウンが目的ですが、miRNAを導入する場合は、Gain of Functionが目的ですので不安に感じます。

逆に、B-Bridge社で販売されているmiRNAは天然型に近いものだとうたっていますが、配列によってはアニーリングしづらいものがあると思います。B-Bridge社では1本鎖RNAでもmiRNAとして機能するとしているようですが、本当なのでしょうか?

(無題) 削除/引用
No.1420-3 - 2009/10/28 (水) 08:26:42 - おお
あ、それと、miRNAがロードされるタンパクも数種類知られていて
それによって違うかもしれません。

(無題) 削除/引用
No.1420-2 - 2009/10/28 (水) 08:09:17 - おお
siRNAという技術的なもので、ノックダウンを目的とした場合100%マッチする
2本鎖をよく導入します。この手法ではエンドのmiRNAとは若干違うメカニズムを介している可能性がずっといわれていましたが、今はどのような解釈で
いるのかよく分かりません。

そもそもmiRNAよりもsiRNAという技術が先に開発されたという経緯があります。
エレガンスにダブルストランドのRNAを導入するとどう言う訳か
そのターゲットの遺伝子のノックダウンがアンチセンスオリゴよりも
効率よくおこったという観察事実が発表されたのですが、当初メカニズム
も分からずゲノムにミューテーションが入るのではないかとか色々な
憶測がされたりしていました。

で、たぶんもしかしたら生理的に同じようなノックダウンのメカニズム
があるだろうという考察から、miRNAの存在が明らかになってきました。
線虫でみつかり、マンマルでも見つかったのですが、マンマルの最初の
報告はたしか再現性が取れず、そのごどの程度ノックダウンに関与する
miRNAが見つかったかは私はよく分かりません。

質問の意図と外れているかもしれませんが、わたしが思いつくのは
そういう感じです。

miRNAの機能解析 削除/引用
No.1420-1 - 2009/10/27 (火) 14:49:48 - みみっく
ど素人なので教えてください。

miRNAを研究するにあたって、miRNAの導入(in vivo、in vitro)を考えた場合(細胞内で発現させるのではなく、直接の導入という意味です)、よくアニーリングしやすくするために配列を100%マッチにしたり、化学修飾するなどした擬似miRNAが用いられているようですが、皆さんはこのことに関してどのような見解をお持ちでしょうか?本当に正しいmiRNAの機能が見られると思って間違いないのでしょうか?

また、miRNAによっては1本鎖で機能しているものもあるようですが、必ずアニーリングしている必要はあるのでしょうか?

10件 ( 1 〜 10 )  前 | 次  1/ 1. /1


パスワードを入力してチェックした記事を チェックした記事を