>[Re:13] みさんは書きました :
> 野生型繊維芽細胞なら、継代し過ぎて(または発癌処理して)腫瘍能獲得していない限り、移植しても腫瘍形成されないということですね。
> どもども
>
細かいことですが補足しますと、NIH3T3は不死化細胞株で、
ファイブロブラストを増殖、けいだいを続けて老化したさせた
後に分裂能を獲得した細胞株です。
しかしながら、それだけではマウスの皮下で増殖しないので、
実験的に腫瘍ではないという判断をしています。同時に
悪性腫瘍は不死化という過程など経てた多段階のプロセス
を経たものと考える一つの根拠となっています。
この手の細胞は無限に増殖できますが、確かにスポンテイニアス
にコンタクトインヒビッションをうしなったものが現れます。
したがって、この手の実験をする人は非常に気を使ってけいだい
したり、場合によってはサブクローンをとってリフレッシュメント
したりしています。
逆にかんがえますと、ファイブロブラストをマウスからたんり
したとき、細胞は不死化もしてませんので腫瘍化にはかなり
抵抗性がある可能性はあります。 |
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