Bio Technical フォーラム

  • バイオ関連の実験をする上での、試薬、機器、プロトコールなどの情報交換の場です。
  • 質問に対して解答できる方は是非、書き込んで下さい。
  • このフォーラムにふさわしくないと管理人が判断した投稿は予告なく削除します。

トピック一覧 | 研究留学ネットに戻る

最新のフォーラム | このフォーラム | ひとつ前のフォーラム(readのみ)

このスレッドをはてなブックマークに追加このスレッドをはてなブックマークに追加

ゲルろ過バッファーにGradient? トピック削除
No.1376-TOPIC - 2009/10/20 (火) 01:10:19 - ひらポスドク
皆様はじめまして。いつも勉強させていただいております。

さて、先日我々の講座に来ているゼミ生と教授の会話を何気なく聞いておりましたところ、HPLCにてゲルろ過を行うにあたり、リン酸バッファーの濃度にGradientをかけて流しているらしいことが判明しました。

イオン交換じゃあるまいし、と思って教授に確認したところ、
「なかなか溶出してこない場合は、塩濃度を徐々に増加させるものだ!!」
と仰っておりました。
確かにそれらしいデーターは得られているようですが・・・

私の知識にはなかったので、文献や正書にあたってみたのですが、このような記述は無く・・・

個人的には、ゲルに非特異的に吸着していたタンパクが塩濃度の増加に伴い溶出しているだけで、場合によっては分子量無視で溶出してくるのではないかと考えております。

私の不勉強かもしれませんので、皆さんのご意見を伺いたいと存じます。
また、ゲルろ過に際し、このような方法(テクニック?)をご存知の方がいらっしゃいましたら後学のために、文献・参考書等ご教示いただけると幸いです。
よろしくお願い致します。

ちなみに、使用している担体はcellulofine GCL-1000-sfでした
 
- このトピックにメッセージを投稿する -



6件 ( 1 〜 6 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 解決済み 削除/引用
No.1376-6 - 2009/10/20 (火) 13:26:16 - ひらポスドク
cさん
> そう言ってる当人たちに聞いてみる
ありがとうございます。
しかしながら、昨日の教授の話では、「俺は若い時からこうやってゲル濾過しているんだ」との経験談しか語られなかったので・・・

;さん
> 目的のものが精製できたりすればいいので、
そうなんです。しかし、この方法をゲル濾過といってゼミ生に教えるのはいかがなものか?という気はします。

おおさん
> ゲルろ過にならないですけど、溶出しましょう
と、思っているのなら問題ないですが、どうも教授はこれが分かっていないのではないかと・・・
この方法が一般的なゲル濾過だと思い込んでいる可能性が高いです。


皆様、お答えいただきありがとうございます。
総じて、経験則に基づき目的タンパクが精製できれば何でもいいということですね。
しかしながら、学生に間違った知識(やはりこれは純粋なゲル濾過ではないでしょうし)を教えるのもいかがかと思いますので、機会があれば知識の訂正をお願いしたいところではあります。

それでは早いかもしれませんが、これにて一応「解決」とさせていただきます。

(無題) 削除/引用
No.1376-5 - 2009/10/20 (火) 09:26:37 - おお
>[Re:3] おおさんは書きました :
> 私が知っているのは硫安で分画して、高濃度の硫安を
> 除こうとゲルろ過にかけた所吸着してしまったため、
> ゲルろ過にいったん(疎水作用で)吸着して、塩濃度を
> 下げて溶出し精製する方針に変更したという方法です。

こだしになってますが、要するに支持体に吸着したわけですから、
ゲルろ過にならないですけど、溶出しましょうということだと
思います。ノンスペシフィックな結合というか、あるものは結合
してしまって、ほかのものは結合しない訳ですから、
精製という観点から考えて理にかなってはいると思います
(ゲル濾過という観点では理にはかなってないのでフラストレーション
はあるでしょうけど、あえてゲル濾過と言わなければ立派なクロマトです)。
IPや抗体などをつかったアフィニティーでは支持体への相互作用は
完全なノンスペ扱いですけどね。

(無題) 削除/引用
No.1376-4 - 2009/10/20 (火) 08:57:13 - ;
乱暴な話、ゲル濾過だろうがイオン交換だろうが
目的のものが精製できたりすればいいので、
理論とか言うよりも、経験がものをいうところが
よくあるということではないでしょうか。

タンパク質って経験がものをいうとこ沢山ありますし。

(無題) 削除/引用
No.1376-3 - 2009/10/20 (火) 05:56:04 - おお
私が知っているのは硫安で分画して、高濃度の硫安を
除こうとゲルろ過にかけた所吸着してしまったため、
ゲルろ過にいったん(疎水作用で)吸着して、塩濃度を
下げて溶出し精製する方針に変更したという方法です。

あと、リフォールディングとかで濃度勾配つけたり
することがあるんじゃなかったかな。

(無題) 削除/引用
No.1376-2 - 2009/10/20 (火) 02:00:00 - c
そう言ってる当人たちに聞いてみるのが一番いいとおもいます。

ゲルろ過バッファーにGradient? 削除/引用
No.1376-1 - 2009/10/20 (火) 01:10:19 - ひらポスドク
皆様はじめまして。いつも勉強させていただいております。

さて、先日我々の講座に来ているゼミ生と教授の会話を何気なく聞いておりましたところ、HPLCにてゲルろ過を行うにあたり、リン酸バッファーの濃度にGradientをかけて流しているらしいことが判明しました。

イオン交換じゃあるまいし、と思って教授に確認したところ、
「なかなか溶出してこない場合は、塩濃度を徐々に増加させるものだ!!」
と仰っておりました。
確かにそれらしいデーターは得られているようですが・・・

私の知識にはなかったので、文献や正書にあたってみたのですが、このような記述は無く・・・

個人的には、ゲルに非特異的に吸着していたタンパクが塩濃度の増加に伴い溶出しているだけで、場合によっては分子量無視で溶出してくるのではないかと考えております。

私の不勉強かもしれませんので、皆さんのご意見を伺いたいと存じます。
また、ゲルろ過に際し、このような方法(テクニック?)をご存知の方がいらっしゃいましたら後学のために、文献・参考書等ご教示いただけると幸いです。
よろしくお願い致します。

ちなみに、使用している担体はcellulofine GCL-1000-sfでした

6件 ( 1 〜 6 )  前 | 次  1/ 1. /1


パスワードを入力してチェックした記事を チェックした記事を