もしもクマシーゲルからやるならば、染まっているバンドだけ切り出すと、この時点で自分でセレクションかけてしまい、かなり量の多い蛋白質だけしか見られなくなるので、レーンを上から順に適当な大きさに小さく切って、バンドありなしに関係なくレーン全ての分子量領域を見た方がいいです。直接間接含めてインターラクションする蛋白質は通常、非常に多いとおもいますし、もともとの存在量が多いものは、結果としてあまり重要でなくても共沈物のなかではメジャーな蛋白質として見えてくることがあるので。
それでこうした手間をかけないという点で免疫沈降物を直接トリプシン消化するのも得策かなとおもいます。分析するほうもそのほうが楽でしょうし。
いずれにせよそのあとで、個々の蛋白質について抗A抗体でIP-同定された蛋白質の抗体でWB(できればその逆のパタンも)して確認した方がいいです(全部はむりでもすくなくとも機能的に興味あるものは)。 |
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