正確に言えば抗原抗体反応ではないので免疫染色ではありませんね。
コムギ胚芽凝集素 Wheat germ agglutinin (WGA) はレクチンの一種(コムギ胚芽レクチンの名でも良く出てきます)なので、GlcNAcなど特定の糖鎖に選択的に結合します。糖鎖は細胞表面に糖脂質や糖タンパク質の一部として存在しているので、それに結合するレクチンで細胞表面がラベルできるというわけですね。
WGAは神経の逆行性標識(シナプスから軸索、さらに上位のニューロンへとさかのぼる)で使われるのでもよく知られています。 |
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