現在、マウス脳からBligh&Dyer法により脂質を抽出して、リン脂質組成をWTマウスとあるKOマウスで比較する実験を行おうとしています。そこで質問です。
参考にしているプロトコールには、
1.マウスを還流後、大脳皮質を摘出しそれを液体窒素にて凍結、-80℃保存
2.脳を液体窒素で冷やしながら破砕
3.Bligh&Dyer法で脂質抽出
4.TLCで各リン脂質を分離、リン定量
とあるのですが、1の操作において液体窒素による凍結は必要でしょうか?大脳皮質を摘出後そのまま-80℃保存はできないでしょうか?今のところリン脂質の脂肪酸組成を調べる予定はありません。
生後直後のマウスを使う予定なので、マウスが休日中に生まれてしまうと液体窒素を使うことができません(業者さんが休みなので)し、また凍結する際に液体窒素は少量しか使わないので、残りの液体窒素が金銭的にももったいないと感じています(10L単位でしか注文できません)。
やはり液体窒素凍結がないと脂質の酸化が進行してしまい、TLCでの分離がうまくいかないなどのことがあるのかなと考えていますが、そうでないのなら、そのまま-80℃で保存したいと思っています。
脂質に関しては素人なのでどなたか詳しい方がいらっしゃったらご教授お願いします。よろしくお願いします。 |
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